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途中、何度もやり場のない思いになりながらもページをめくり続けました。
北海道 コーチャンフォー新川通り店 佐藤英俊 さん
読後、「腑抜け状態」になってしまいました。沈み込むような、浮き上がるようなこの感じ、共有しましょう!
北海道 文教堂新札幌DUO店 若木ひとえ さん
上へ下へと激しく動く感情と、振り落とされまいとする脳の必死の働きが、読後に心地良い疲れをくれます。読んで損はない、むしろこの作品を読まないと大損です。厚さに怯まず、この圧倒的な世界を体験してほしい。
北海道 MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店 関 咲蘭 さん
Qに感染し、熱狂し、狂信する人々が恐ろしくも羨ましい。Qは確かに存在するのに透明な器のように人々を受け入れ、鏡のように人々の感情を、欲望を投影する。全てのしがらみを軽々と飛び越え、ハチに光を与えるキュウに誰も敵わないなと思う。
北海道 ジュンク堂書店旭川店 松村智子 さん
東北
自分の実生活の中では起こり得ない、想像もできない出来事であると思いながらも、「これは全て現実にあった出来事?」と勘違いしてしまいそうに…。登場人物それぞれの世界観・思いが自分と一体化して、最後まで作品の世界に入り込んでいました。
青森県 八戸ブックセンター 音喜多信嗣 さん
Qが魅力的で、目がつぶれるかもしれなくても、見ることをやめられない太陽のようでした。
青森県 成田本店しんまち店 川村 さん
映像化したらQは誰かしら・・・一気に読みました。
青森県 成田本店サンロード店 坂本 さん
ぬるま湯に浸かって、飼いならされて、仕方ないが口癖で、つまんねー人生に満足しているのか? 立てよ、立てるだろ。そんな鎖簡単に引き千切れる。おれを観てな! 目は見開かれ、心拍数は上がり心臓が全身にドンドン血を送り出す。アドレナリン全開。止まっているなんて不可能だ。
宮城県 紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥 さん
読み終わって、宴の後のような高揚感でいっぱいです。全編通してずっとヒリヒリしたまま、誰か一人でもバランスを崩してしまえば全て終わってしまう危うさに緊張しっぱなしで、本当に心臓に悪いです。そして悪魔の囁きが聞こえた気がします。私もまだ、ふさわしいものに出会えていないんじゃないか。
宮城県 未来屋書店名取店 髙橋あづさ さん
『爆弾』に引き続き、またしてもガツン! とぶん殴られてしまったような衝撃!! リアルと創作が絶妙で本当に起こった話だったのでは!? というくらいの説得力ある筆致に感服しました。
宮城県 宮脇書店佐沼店 千葉 遥 さん
読んでいて身体の水分が干上がるくらいの緊迫感! アクション、バイオレンス、ミステリー、ロマンス、これでもかと濃密な物語に頭がクラクラすること間違いナシ!!
秋田県 ブックスモア本荘店 新妻健太朗 さん
後半にかけて、〈愛〉という名の暴力と〈才能〉という(もしくは〈美〉)という名の残酷さをテーマにしているのだと思いました。ヘビー級のパンチを読者にも味わっていただきたい。
秋田県 加賀谷書店茨島店 田北 さん
読み進めるにつれ、感情が高まり、ページをめくるスピードもどんどん上がる。全てのページの、全ての描写を受け止めたくて、一気に読んだ。著者の本気を見たような気がする。
山形県 こまつ書店寿町本店 五十嵐祥子 さん
物語の前半、主人公たちを取り巻く環境はドロドロして息苦しいほど…。なのに読後は驚くほどの爽快感! ギャップがすごい! 読み終わって何日もたつのに、余韻が残っています。
山形県 八文字屋鶴岡店 荒木惠子 さん
まるで灯りのない夜道をどこへ向かえばいいのか、ここがどこなのかすらわからない状態でひたすら走り続けているような感覚でした。ハマるぞ! 危険! これから読む人に伝えたい一言です。
福島県 岩瀬書店富久山店 吉田彩乃 さん
『Q』には、「現実が小説のようであるとき」の特異なリアリティがみなぎっていて、思い出したくもないことを無理矢理思い出させるパワーがあった。傑作。
福島県 みどり書房桑野店 東野徳明 さん
刺激が強いんじゃなくて、刺激しかなかった。
福島県 ジュンク堂書店郡山店 郡司めぐみ さん
呉 勝浩(ご・かつひろ)
1981年青森県八戸市生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2015年『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。18年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞受賞、20年『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞、第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞、第162回直木賞候補。21年『おれたちの歌をうたえ』で第165回直木賞候補。22年『爆弾』で第167回直木賞候補。