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表舞台で光り輝くQとその闇を全て引き受けるロクとハチ。先の読めなさが異常。切実に実写化を望みます!
新潟県 蔦屋書店新発田店 山口彩乃 さん
暴力、性と金、殺人…常に不穏な空気が付きまとう。重低音のビートが体の底を揺らす。Qの美しさに脳内を支配された。この臨場感は半端ない。私もいつしかQに魅了されたようだ。
新潟県 くまざわ書店新潟西店 大谷純子 さん
ただただ、圧倒されました。いびつな家族にラストの怒涛の展開、衝撃的な小説です。
新潟県 紀伊國屋書店新潟店 片浜明子 さん
キュウのダンスに魅せられた人々のうごめく感情に読後しばらく放心状態だった。最後までキュウ、ハチ、ロクの行方が気になり、動き出したら止まらない人たちに、私も読み出したら止まらなかった。
新潟県 くまざわ書店新潟亀田店 今井美樹 さん
Qという、とてつもない求心力を持った青年は、過去の傷も”今”の皆の期待をも軽やかに受けとめて、心の底は何を考えているのだろう…。壮大で、熱く、とにかく先を読みたい! こんなに好奇心が刺激されたのは久しぶりです!! 面白かった!!
富山県 文苑堂書店富山豊田店 菓子涼子 さん
Qが生み出す大きな奔流に日本が、世界が巻き込まれる。危ういとわかっていてもその先が見たくなるドラッグのようにゾクゾクする感覚。誰もがQに人生を狂わされることでしょう。
富山県 明文堂書店氷見店 前花祐太 さん
暴れだす本能。満たされることなく深まっていく渇き。その感情は、存在するのか。謎と謎が共鳴して、ページをめくる手が加速していく。『Q』は私に経験したことのない、異次元の読み応えをくれた。
石川県 明文堂書店金沢野々市店 瀬利典子 さん
670ページ超えの大巨編の「本」としての存在感にまず度肝を抜かれた。それなのに重みを感じさせることなく、最初から最後までフルスピードで物語に入り込んでしまった。ジャンル分けできない新しい物語が生まれた。恐ろしいほどの表現力、才能。
石川県 うつのみや金沢工大前店 寺井里緒 さん
躍動感、疾走感がハンパない! 色も臭いも光も汗も、そして痛みをバンバン感じて読みながら体が反応してしまう。これぞエンターテインメント!
石川県 TSUTAYABOOKSTOREイオンモール白山 H.M さん
一人の金髪の少年に、人々が魅せられていく。とらえどころのない言動、相手の心を読んで、望むとおりに振舞ってみせる。美しく、才能にあふれた彼のためなら何でもできると思わせてしまう。暗くて退屈な日常に現れた眩しすぎる光から、みんな目をそらすことができない。
福井県 SuperKaBoS 鯖江店 峯森和代 さん
一つの事実に、多面的な見方、考え方、捉え方に溺れる。一体、どう理解すればいいのか? 心が追いつかなくなる。ラスト数ページで次々と明るみに出てくる現実に狂気を感じた。
山梨県 卓示書店河口湖BELL店 K さん
圧倒的なスピード感! その世界観に映画を見た後のような満足感を得ました。濃厚な物語があっという間に目の前を駆け抜けていきました。
山梨県 柳正堂書店甲府昭和イトーヨーカドー店 古屋奏美 さん
哀しい過去で結ばれた三姉弟。それぞれの行動が相手の生活に波紋を広げて、ぶつかったり、重なったりを繰り返す。ひりひりするような感覚の小説。緊迫したスピード感あふれる描写に圧倒された。
長野県 平安堂長野店 町田佳世子 さん
取り入れられている世相があまりにもリアルで、この物語は現実の話だと突きつけられた気がして、物語と現実の境界がわからなくなる感覚になりました。読む手は止まらずまさにノンストップエンターテインメント作品です。
長野県 くまざわ書店南松本店 立木恵里奈 さん
目が離せない。キュウのダンスみたいに。
岐阜県 カルコス穂積店 アンドウ さん
夢と現実をそれぞれの登場人物と共に行き来して、懸命な生き様を見せられたと思います。本のページを閉じても、登場人物それぞれの明日があるのだと思える生々しさでした。
静岡県 谷島屋磐田店 C.M さん
新しい骨を作るために既存の骨を破壊していく破骨細胞のような小説だと思った。またはより良い状態にあるためにプログラムされた死の細胞アポトーシスか。壊して壊して、新しく強く生まれ変わる。生きているということを強く感じさせられました。
静岡県 マルサン書店サントムーン店 原田里子 さん
信じたい人を信じるために人はどこまで人生を踏み外せるのだろう。読む程に、ハチに、キュウに、惹かれていく。そしてわからなくなっていく。まっとうなのは誰だ。
静岡県 あおい書店富士店 鈴木裕里 さん
ようやく手に入れた「まっとうな暮らし」から一歩踏み出していくことっていいことと悪いことがあると思うけど、それでも踏み出していくハチの強い意志を感じました。本当にこういう出来事があったのではないかというリアルさがありました。
静岡県 アマノ入野店 清水歌乃 さん
Qという圧倒的な光に、私は何を求めているのだろう? その一文が、その一つ一つの言葉すべてが、私をQの世界へと、魅力へと引き摺りこんでゆく。読み終わってもしばらくぼーっとしてしまうくらいの没入感。最高の読書体験でした!!
静岡県 谷島屋ららぽーと沼津店 嶌田莉子 さん
ひとたび彼がステップを刻めば、その場の空気が変わり、全てのものが一変する。もう彼を愛さずにはいられない。その輝きを、共に味わえることを喜び、その一瞬一瞬をいつまでも見続けていたいと心から思った。
静岡県 あおい書店富士店 望月美保子 さん
疾走感溢れる物語で分厚い本なのに読んでも読んでもまだ終らない。でも読み足りない、読み終わりたくなかった。キラキラして淀んでいて暴力的で魅力に溢れた色々がつまっている。いまを生きたい、でも運命にもがいている人たちが書かれていた。
静岡県 焼津谷島屋吉田店 沼野さち世 さん
血の繋がらない姉弟のためにこんなにも懸命になれるのか…。押し寄せてくる映像、何かに共鳴していくような高揚感。読後、すっかりアンサーズになってしまった。
静岡県 走る本屋さん高久書店 高木久直 さん
登場人物がその時代と共に本当に生活しているようでした。物語中盤から展開が気になってページをめくる手が止まりませんでした。
静岡県 谷島屋本沢合店 森山奈津美 さん
どうしようもないクズ人間をどうしようもなく描く。それもリアルに描くことでは多分、呉先生を凌駕する作家さんは数少ないだろう。読んでいて、本当にっ! 嫌な気持ちになる。そこが強固な土台となり、登場人物たちが本当に隣にいるかのような実感をもって振る舞うので、さらにストーリー展開に迫真さが増す。限られた選択肢の中で足掻き続けるハチ、カッコいい。
静岡県 谷島屋マークイズ静岡店 小川誠一 さん
まさに「思考停止」! あまりの衝撃に、脳みそが置いてけぼりのまま、次へ次へと読んでしまう! ドロドロの愛憎と、Qのきらめきの対比がまるで映画のように鮮やかで、クラクラする。
愛知県 精文館書店汐田橋店 天野香代 さん
Qと共にあるために競い合う者たち。その才能を世界に知らしめるためにひれ伏す者たち。圧倒的な熱量で存分に焼き尽くされた。同じ地平に立つ者への、なぜ踊らぬのか、という問い。お前の中に答えはあるのか。
愛知県 精文館書店中島新町店 久田かおり さん
大長編を読み終えた、心地良い疲れ。特にラストの疾走感は、ページをめくる手を止められなかった。(おかげで寝不足です)
愛知県 本の王国知多イトーヨーカドー店 莨谷俊幸 さん
登場人物、ほとんどサイテーな人間なのに、最後には希望を見せてくれる。「わたしたちは、心底くだらない生き物で、憐れなほど愚かしい。」の一行に感動。
愛知県 正文館書店長久手フレンドタウン店 各務雅美 さん
圧倒的な眩い光を浴びてどうしようもなく狂ってしまった世界と日常が崩壊した世界。二つの世界が綺麗に折り重なり、その必然性に恐ろしさまで感じた。裏切られ続ける展開に、ページを捲る手が止まりませんでした。
愛知県 未来屋書店八事店 長岡 恵 さん
圧巻!! すごかった。すごいという言葉しかでてこない。話しかけられてもそれに気づかないほど読書に没頭できる幸福を久しぶりに体験しました。今年のNo.1は『Q』で決まり! 「読まない」なんていう選択肢はないです。
愛知県 精文館書店豊明店 石川浩子 さん
クライマックスの怒涛の展開ときたら…!! 自分の信じるもの、信じたいもの、信じられるものを考える作品となりました。
愛知県 あおい書店西尾店 服部 さん
呉勝浩という作家は、実にヤバイ。心臓を直に鷲掴みしてくるような、すさまじい引力の作品だ。決して、手の届かないまばゆい輝きへと、それでも手を伸ばそうとする皆がいじましくも愛おしい。
愛知県 未来屋書店有松店 富田晴子 さん
「Q」が最初に登場したシーンから、頭の中で映像が浮かびっ放しで光と闇とがうずまくストーリーに釘付けになって読みました。「Q」をこの目で見たい! あがめたい! という願望が強く強くなる。とても刺激的すぎる一冊でした。
愛知県 丸善ヒルズウォーク徳重店 熊谷由佳 さん
元々狂気を抱いていたのか、Qによって狂気的に変えられてしまったのか。皆一様に"日常"を手放してしまうほどの魅力は、実際どんなものなんだろうと、誰かとQの目が合うたび、Qの体が動くたび、気になって気になって仕方なくなる。全ての読者が共感するんじゃないかと思うくらい強烈でした。
愛知県 ジュンク堂書店名古屋栄店 近藤梨乃 さん
個性豊かなキャラクターが魅力的! 才能とは感動とは何か、愛情の対価、欲望の果て、夢の実現の先、人生、犠牲、狂気、物語を夢中で読みながら人間について考えさせられました。とても面白かったです!!
愛知県 ジュンク堂書店名古屋栄店 西田有里 さん
Qの魅力に、取り憑かれ思わぬ人生を歩み出す人々は、もうQを知る前の自分に戻れない。700ページ近い物語を全く飽きることなく読み進め、終わってしまうのが残念な程でした。
愛知県 三洋堂書店新開橋店 山口智子 さん
呉 勝浩(ご・かつひろ)
1981年青森県八戸市生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2015年『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。18年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞受賞、20年『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞、第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞、第162回直木賞候補。21年『おれたちの歌をうたえ』で第165回直木賞候補。22年『爆弾』で第167回直木賞候補。