杉江松恋
(書評家)
最低の人生から
自分を解き放つための魔法。
それを呉は探し続けてきた。
ひょっとして見つかったんじゃないのか。
過去最大級のこの小説で。
若林 踏
(ミステリ書評家)
現代人を支配する不穏な
空気への違和感と抵抗
を、
呉勝浩は臆する事なく描き切った。
マライ・メントライン
(翻訳者・通訳者・エッセイスト)
分量672ページ!
だが私は200ページ時点で
読み終えるのが惜しくなっていた!
渡辺祐真/スケザネ
(書評家)
社会に幻滅する者たちの
革命がここにある。
転覆される現代を描いた傑作。
呉 勝浩(ご・かつひろ)
1981年青森県八戸市生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2015年『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。18年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞受賞、20年『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞、第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞、第162回直木賞候補。21年『おれたちの歌をうたえ』で第165回直木賞候補。22年『爆弾』で第167回直木賞候補。