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文字だけでキュウのダンスを表現しているのがすごい。この美しい少年のイメージは脳内で出来上がって、映像化がかえって難しそう。ハチの幸せを守ってほしいと作者に願いながら読んでいました。
滋賀県 本のがんこ堂石山駅前店 松田寿美 さん
文章でカリスマを表現することなんて普通は出来ない。でも現に今このように彼の(Qの? 呉勝浩先生の?)魅力を広めようとする有志が着々と増えつつある。Qのカリスマの源泉は何なのか? どんな力を持っているのか? あなたも確認してください!
滋賀県 本のがんこ堂野洲店 原口結希子 さん
その輝きは人を思考停止におとしいれる。Q、このどこにもない存在そのものが人々を現実と夢のはざまで究極の疾走へと導いていく。自分のためではない、まずQのため、Qはどこにもない次元で輝き続ける、愛とか憧れとかそんなものを超越した世界が存在することをこの作品から知った。
滋賀県 ジュンク堂書店滋賀草津店 山中真理 さん
苛烈な欲望、拭えない血と過去、愛への葛藤と猜疑、カリスマ性に惹かれる本能、人類の魂を貫く鼓動(リズム)の力! 最初から最後まで、抗いがたい力に突き動かされて、一気に読み切った。
滋賀県 ブックハウスひらがき Aスクエア店 福島明子 さん
何を読んだんだろう? 読んだ? のか? 体験した? のか? 助走をつけて走りだし、思わぬ方向に向かいだす。そして、クライマックスに向けて、一気に畳み掛け、パッションが迸る。
京都府 平和書店TSUTAYAアル・プラザ城陽店 奥田真弓 さん
登場人物全てが描く夢が唸り、一切の無駄がなくまとまる群集劇の完成度は、まさしく作中のQの映像を魅せられているようでした。仕事中も『Q』の続きが気になり、想像してしまうほどの中毒性。改めて、呉先生の作品最高だなと、無心に読み終えた読書体験でした。
大阪府 ページ薬局 尼子慎太 さん
彼は希望なのか絶望なのか。スピードアップしていく後半は、ノンストップで駆け抜けた。平穏と呼べるものはどこにもないけれど、少しだけ真実がきらりと光る部分にすがりたくなるラストだった。
大阪府 水嶋書房くずは駅店 永嶋裕子 さん
な、なんだこれ、物語から離れられない吸引力! ゾクゾクする。壊したくないのに、その先にあるものを見てみたいという矛盾した思いが交錯してページをめくる手が止まらない。圧巻でした。
大阪府 未来屋書店大日店 石坂華月 さん
脳内にあふれる強烈な音と光、広がっていく躍動。無二のスター・Qに陶酔しながらも、彼を失う恐怖に胸が震える。スターとして開花していくQを、ステージの最前列で見届けているかのような臨場感。小説を読んでいるだけであんなに手に汗握り、心拍数が上がったのは初めてです!
大阪府 紀伊國屋書店京橋店 坂上麻季 さん
煌びやかなショービジネスの世界とアンダーグラウンドのバランスが絶妙で、海外のアクション映画を観ているようでした。
大阪府 ブックファースト曽根店 瀬川 さん
マクロな視点と、個人の感情や愛憎などのミクロな視点が共在していて、現代の社会を浮き彫りにする小説でした。
大阪府 ブックスタジオ大阪店 渋谷宙希 さん
1ページ目から独特な世界観に魅了され、息をするのも忘れるほどにのめり込みました。672ページを感じさせない、終盤にかけて増していく圧倒的なスピード感。掴みどころのない、眩しいほどの光を放つQにどうしようもなく惹きつけられます。美しいダンスマシーンが目に浮かぶようでした。
大阪府 未来屋書店りんくう泉南店 新家かほり さん
久しぶりのドハマりミステリ。『爆弾』も最高に面白かったけど、これはまたドツボにはまる面白さ。トイレに行くのもごはんを食べるのも、寝るのも惜しくなるほど入り込みました。読んだら最後、抜け出せない。途中で冷める部分がない。落ち着く間もなく、最後怒涛の展開で足の指が全部ギュって縮んだ。
大阪府 田村書店吹田さんくす店 渡部彩翔 さん
真相へ至る壁がポロリ、ポロリとはがれてゆくように明かされてゆくストーリー、かと思えば、ジェットコースターに乗っているみたいに目まぐるしく変化する展開の早さとオモシロさ。映画を見ているような楽しさです!!
大阪府 ブックファースト野田アプラ店 成田英人 さん
ハチの焦燥感にせき立てられるようにページをめくる指がとまらない。ヒソヒソとした感情と物語が私をどこに連れていくのだろうと期待と不安。何者でもない彼らの真実と事実が重なった時、自分だけの終幕がおとずれる。
大阪府 ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店 小野田朋恵 さん
超弩級のエンターテインメント。息をつく暇もない予想外の展開の連続に、中毒的な面白さを感じる。あなたはどう生きていくのか? という問いを与えながら、ありきたりな幸せを守ることの困難さも描かれていて、その真摯さも含めて大好きな物語でした。
大阪府 ジュンク堂書店難波店 中川皐貴 さん
登場人物たちの心の揺れ動きと、本人でも気づかない心の奥深くにある思いが著者の圧倒的な筆力で描かれており、読み終えた瞬間放心状態となりました。
大阪府 TSUTAYA BOOKSTORE ららぽーとEXPOCITY 飯室繁樹 さん
何て熱量!! 何て疾走感!! Qを、ただ感じたくて堪らなくなっている自分に、もはや今、自分が行っているこの行為は果たして読書なのか!? と思ってしまう程。Qよ。早く立ち現れてくれ。私の前に。
大阪府 未来屋書店四條畷店 安藤由美子 さん
最初から一気に叩きつけられ暗闇に落とされました。恐怖を感じながらも読まずにはいられなかった。暗闇が深ければ深いほどQは眩しく光輝き、高揚感を味わった。
大阪府 清風堂書店 徳網 さん
人が追い求めてやまない根源的な"美"を体現しているかのような彼の存在が凄まじい! 彼を通して未来を見てしまう周りの人々の気持ちがものすごいわかる! 読み終わっても彼が口ずさみ、刻むステップはいつもいつまでも私の底にあり続けると思う。
大阪府 紀伊國屋書店グランフロント大阪店 豊永 大 さん
Qの救出劇の末に主人公の自己実現は叶うのか? 672ページの大著も没入して一気読み!
大阪府 紀伊國屋書店天王寺ミオ店 川崎 翼 さん
第一部だけで1冊分の読み応えがある重厚なストーリーが第二部で場面展開、怒涛のスピード感の第三部という構成は飛び抜けた吸引力。家族間の社会問題を扱いつつ個性的なキャラクターたちを描くことによってエンタメ要素を入れて読者を巻き込む呉先生ならではのものでした。
大阪府 水嶋書房くずはモール店 和田章子 さん
序盤で、これは本腰を入れて読まなければいけない作品だと直感しました。複雑な人間関係と、絡み合うそれぞれの事件全てを一本の線にしてQへ向かうクライマックスはまさに圧巻。疾走感のある物語でした。
大阪府 ジュンク堂書店上本町店 光定真美子 さん
夢を叶えるためのエネルギーに圧倒され、絶望と希望が渦巻く世界に誘われる。ラストの疾走は、壮大な映画を観ているようでした。
大阪府 紀伊國屋書店天王寺ミオ店 木曽由美子 さん
自身が信望するものにどれだけ犠牲を払えるか、と始終問いかけられているような感覚でした。キュウという少年に読者の立場でもだんだんと惹かれてしまい、それが嬉しくも恐ろしくもありました。キュウの眩しさと危うさは紙一重なのだと思います。
大阪府 木下書店エコール店 S.K さん
700ページ近いボリュームでしたが、1日半で読みきってしまいました。呉さんの今までの作品の中でも、一際美しいものを目の当たりにした、そんな印象を受けました。全ての登場人物に惹かれてしまったのは、久しぶりでした…!!
大阪府 丸善高島屋大阪店 宮崎 さん
読み出してからすぐ登場人物それぞれの個性が際立っていて、物語に吸い込まれました。Qの魅力もさることながら、それを取り巻くキャラクターが個性的で魅力的でした。
大阪府 紀伊國屋書店泉北店 西尾祥子 さん
「独占欲と愛は常に共犯関係にある」「ちがう。愛の共犯は狂気だ」私がこの作品で気に入った台詞です。皆に独占欲があり、狂気があり、愛がありました。
大阪府 MERUZEN&ジュンク堂書店梅田店 山本 翔 さん
途中からどんどん読む手が止まらない。平穏な日々って本当大切だ…。この小説のような毎日だと身がもたない…。
兵庫県 ジュンク堂書店西宮店 水口真佐美 さん
Qのステップに皆はとりこになる。夢も現実も嘘も本当のこともまぜこぜに。軽やかなダンスの周りで引き起こる様々な出来事。面白かったです。
兵庫県 喜久屋書店神戸北町店 文芸書担当者 さん
読み応えのある作品でした! 『爆弾』もですが、読んでいる最中常に映像が自然に脳内に浮かんでくる。音楽…そして匂いまで。登場人物たちの存在感も話のテンポもイイ。
兵庫県 ブックファースト エビスタ西宮店 堀脇真弓 さん
まさに一気読みでした!! Qがどんな風に輝くのか、自分もアンサーズになったような気持ちで応援しました。人間の狂気や闇、愛、複雑な心情にどんどんひきこまれていく作品でした。
兵庫県 紀伊國屋書店川西店 富坂志保 さん
誰が味方で誰が敵かもわからない、家族さえ信用ができない。複雑な人間関係ボリュームたっぷりのこの現代を描く暗黒童話を読まないのはもったいない。
兵庫県 ジュンク堂書店三宮店 三瓶ひとみ さん
「Q」という一人の人物によって、多くの登場人物の人生を巻き込んで行く一大巨編に衝撃を受けました。
兵庫県 ブックランドサンクス宝塚ソリオ店 野条郁二 さん
読み始めからショッキングで、なんだかソワソワというか落ち着かない気持ちで読みましたが、物語に圧倒的な吸引力があって、毎晩睡魔と戦い続けました。笑
兵庫県 喜久屋書店豊岡店 中村美穂 さん
救いのない暗闇のむこうで、まばゆく光る星。それがQ。読者はその光を見失わず、ただこの壮大な物語に身を委ねればよい。
奈良県 喜久屋書店大和郡山店 森谷 哲 さん
ミスター・ミハエル・マキタがキュウを審査する場面がすごく面白かった。天才とはどういうことか全身で感じるみたいに伝わってきた。受け止めている間まさに思考停止していた。
和歌山 TSUTAYA WAY ガーデンパーク和歌山店 中村友哉 さん
呉 勝浩(ご・かつひろ)
1981年青森県八戸市生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2015年『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。18年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞受賞、20年『スワン』で第41回吉川英治文学新人賞、第73回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞、第162回直木賞候補。21年『おれたちの歌をうたえ』で第165回直木賞候補。22年『爆弾』で第167回直木賞候補。