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著者 まさきとしか
インタビュー動画
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「登場人物に寄り添い、自分と向き合いながら、人は何を求め、何に満たされるのかを考えながら書いた」——— 本作のテーマ「幸せ」について著者が語る撮り下ろしインタビュー。

クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルで
身元不明の女性の遺体が発見された。
女性の指紋が、千葉県で男性が刺殺された
未解決事件の現場で採取された指紋と一致。
予想外の接点で繋がる
二つの不可解な事件の真相とは――

  • 黒木 瞳さん(俳優)

    まさきとしかの小説は、
    読者をミステリーという
    底なし沼に引きずり込み、
    人間の滑稽さを
    人間愛へと成就させる。

  • 伊岡 瞬さん(作家)

    人生は苦く、時に甘美だ。
    その光と陰を鮮烈に切り取った
    手腕に脱帽!

  • 浅野智哉さん(ライター)

    ラスト1行、脊髄にズン!
    ときた。
    見事な回収、そして呆然。

  • 若木ひとえさん
    (文教堂北野店 書店員)

    悲しみや苦しさが
    そぎ落とされた
    あとに残るもの、
    それが彼女の本当の姿、
    本性なんだと思う。

北関東の前林市で平凡な主婦として
幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、
息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に
間違われて事故死したことによって、一変する。
深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた
大樹は、何をしようとしていたのか――。

profile

まさきとしか

1965年生まれ。北海道札幌市在住。2007年「散る咲く巡る」で第41回北海道新聞文学賞を受賞。13年、母親の子供に対する歪んだ愛情を描いた『完璧な母親』(幻冬舎)が刊行され、話題になる。他の著書に『いちばん悲しい』『祝福の子供』『屑の結晶』『レッドクローバー』『玉瀬家の出戻り姉妹』などがある。

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