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2017.12.19

はあちゅうさんも大推薦!「読んでいると言葉が驚くほど心の中に染みてくる」。松浦弥太郎著『伝わるちから』

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キーワード: エッセイ 松浦弥太郎 はあちゅう

はあちゅうさんも大推薦!「読んでいると言葉が驚くほど心の中に染みてくる」。松浦弥太郎著『伝わるちから』

伝える、ではなく、伝わる、ことが大事!

「松浦弥太郎さんの本を読んでから生き方が変わった」。

そんな声をよく耳にします。

松浦さんの言葉には、〝上から目線〟や〝おごり〟〝気取り〟がなく適温で、読んでいると、心が落ち着き、素直に受け入れられると愛読者の方たちはいいます。

本書の解説を務めたはあちゅうさんもそのひとり。

 

「本というのは消化するのに結構な集中力と体力が必要なメディアだと思う。読書は作者との対話、あるいは自分自身との対話と例えられることもあるけれど、人と真剣に向き合うには元気が必要だ。だから本と真剣に向き合おうとすると、頭と体が疲れていない時のほうがいい。

けれど、松浦さんの本は疲れている時でもスラスラと読めてしまう。そして、読んでいると言葉が驚くほど心の中に染みてくる。クタクタになって仕事から帰ってきた時だって、松浦さんの文章を体が欲する時がある」――はあちゅう(ブロガー・作家)

 

松浦さんが文章を書く際、心がけていることは、このふたつ!

「大切な人を思い浮かべて手紙を書くように」

「大好きな人にラブレターを書くように」

だからこそ、松浦さんの文章には、読み手の心にそっと寄り添う温かみがあります。

 

松浦さんは2014年12月、多くのファンを獲得した「暮しの手帖」編集長を退き、2015年7月に新メディア「くらしのきほん」を立ち上げました。

本書はそんな新しい環境に飛び込み、新しい自分に出会おうとしている時期に書かれた貴重なエッセイ集です。

松浦さんの〝寄り添う言葉〟をいくつか紹介します。

 

「いつも大切にしているのは、お客さんの〝気〟を見て、今日はどんな味を求めているのかを、自分なりに見極めることです」(行きつけのカフェの店員に、おいしいコーヒーを淹れるコツを聞いたときの答え)

 

「今まで恋愛をしたことがあるか? 人を好きになったことはあるか? 一度でもそんな経験があるなら、ひとつも心配することないよ。そのときの情熱を思い出せばいい」(自信を失っていたとき、友人からかけられた言葉)

 

「所作が美しいと、人から好かれ、愛されます。どんな仕事でもお客様から愛されないとやっていけないでしょう」(バー「ラジオ」店主)

 

「もし自分をやっつけようと思ったら何をするか。成長したいなら、それを考えるといい。みんなそれを知ろうとしないから、なかなか強くなれないんです」(ある人との会話の中で)

 

人付き合いのコミュニケーションに悩んでいるときに役に立つ、たくさんのヒント。

なかなか相手に届かない自分の思い。

でも伝えようとするから届かない。

自然に相手に伝わるためにどうすればいいか。

そのコツを、教えてくれます。

ひとのこころに寄り添うために必要な言葉、そして、あなたの人生に、この先ずっと寄り添うことになる言葉が、きっと見つかる一冊です。

 

小学館文庫

『伝わるちから』

著/松浦弥太郎

 

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