書店員さんの感想 ネタバレなし

書店員さん感想 ネタバレなし

中国・四国

全身が強ばるほどに時間を忘れ、底の見えない壮大な物語の渦に呑み込まれていくような感覚が今でも胸に残っています。噂という名の小さな火種が、悪意となって爆ぜていく恐ろしさを思い知りました。事件に巻き込まれた人々の、それぞれの悲しみと苦悩が痛いほど伝わってきたからこそ、最後は流れる涙を止めることができませんでした。

Book Yard.&COMO   川本 梓 ( 鳥取県 )

中国・四国

第二章のラストの言葉で心を持って行かれました。火事で飛び火して行くように、様々な事が起こって、これでもかと燃えさせてラストの鎮火に結びつく。圧巻でした。一気に読んでしまいたい自分と、読み終わるのが勿体ないと思う自分がいました。

宮脇書店 境港店   林 雅子 ( 鳥取県 )

中国・四国

この物語はこの先もきっと忘れられない。そして、忘れたくない。『ファイア・ドーム』を読み終えたとき、まずそう、思いました。そして、今を生きる少しでも多くの人にこの物語が届くといい。そう願います。

喜久屋書店 倉敷店   井元 江里子 ( 岡山県 )

中国・四国

火事、炎上、人の噂は広がっていく。勝手に思いもよらぬ方向に。真っ赤な炎をあげて。人の興味とは関心とは、一体なんだろうか。それは「人間」の怖さなのかもしれない。

紀伊國屋書店 エブリイ津高店   高見 晴子 ( 岡山県 )

中国・四国

信憑性のない「噂」がいかに社会を歪めてしまうか。昔から知っているつもりだが、ここまで「噂」の怖さを突きつけられるとは。フェイクニュースや偽動画に踊らされる現代こそ広く読まれるべきだろう。

啓文社 岡山本店   三島 政幸 ( 岡山県 )

中国・四国

悲惨な事件、それに連なる無責任な悪意となる噂に感情を圧迫される登場人物たちを通して、心を揺さぶられ圧倒されました。現代でも起こりうる、起きているであろうリアルなテーマで、より多くの人に読んでもらいたい作品です。

津山ブックセンター アルネ店   西元 ( 岡山県 )

中国・四国

夢中で、ただ夢中でページをめくった。物語の中にある本物の慟哭。霞ゆく大切なひとの姿。すべての情景が胸をつき辛くて痛くてたまらないのに、この物語と共にいたいと強く思った。

本の森 セルバ岡山店   横田 かおり ( 岡山県 )

中国・四国

これから先、忘れられないほど後悔することがあっても、この本があれば、それを抱えながらでも前を向くことができそうだと思った。何度でもこの本に立ち返りたい。

未来屋書店 岡山店   大内山 杏奈 ( 岡山県 )

中国・四国

800ページを超える超大作であるが、一度読み始めたら途中止められず、最後の一ページを読み終えた瞬間奇妙な興奮が脳内を支配し、当分別の本を読むことができなくなった最高傑作。本気で推したい圧倒的存在感を放つ一冊だ。

フタバ図書 TSUTAYA GIGA 祇園店   山崎 美代子 ( 広島県 )

中国・四国

読み終わった後は何も手につかなかった。そして誰かと語りたくなった。あの結末を誰が予想できたんだろう。すごい……凄すぎるとしか言えない。最高でした!!

フタバ図書 TSUTAYA TERA 広島府中店   沖野 めぐみ ( 広島県 )

中国・四国

読み進めながら二転三転するストーリーに翻弄され一体どう着地するのだろうとページをめくる手が止まりませんでした。読後は「すごいものを見た!」と放心し、押し寄せる満足感に揉まれ、大変心地よい余韻で一日を終えることができました!

宮脇書店 ゆめタウン学園店   横山 勇人 ( 広島県 )

中国・四国

重なり合う複数の事件、加害者のいびつな多面性、被害者、加害者の家族、更には地域住民をも鬼気迫るリアリズムで描き出す。何度も胸が痛くなり何度も怒りで涙が出た。それでも過去に悔恨をもつ者たちがやるべきことをぶれずに果たすことで迎える終焉とは。大傑作? いいえ、大大大大傑作でしょうよ!!

紀伊國屋書店 ゆめタウン広島店   藤井 美樹 ( 広島県 )

中国・四国

明け方まで寝ることができず、息を呑んで時に涙をこぼしながら一気読みしました。人々は形の良い納得をするために、また、コミュニティの中で生きるために悪意なく(それが当人にどう影響を及ぼすかも失念して)自分の持っている情報を発信しているのが、閉鎖的な地域に住む者としてはリアルでした。

紀伊國屋書店 ゆめタウン廿日市店   西田 ひで子 ( 広島県 )

中国・四国

読みながら息をするのがくるしくなったのは初めての体験でした。救われたい一心で読み進めました。現実にたくさんのファイア・ドームが生まれている、そう感じる日々です。

紀伊國屋書店 安田学園ブックセンター   牧 喜美子 ( 広島県 )

中国・四国

一行目からもう『辻村さんだ……』を感じて体の隅々にまで言葉が染みわたる感覚。『想い』が人を動かす。人は誰かのことを強く『想う』ためにしか生きていけない。

広島 蔦屋書店   植野 真弓 ( 広島県 )

中国・四国

最後まで裏切られることなくとにかく面白い! 物語だけど、本当にすぐ側で起きている事件のように読み、考えさせられる物語でした。老若男女、全ての人に読んでもらいたい作品です。

未来屋書店 宇品店   森島 恵 ( 広島県 )

中国・四国

サスペンスとしての側面を持ちつつ、同時にヒューマンドラマとしての一面を持つ『ファイア・ドーム』こそ、多面的で複雑化した社会に生きる我々が“今”読むべき物語であると感じました。

TSUTAYA 山口葵店   徳重 ( 山口県 )

中国・四国

今も昔も関係者に降り注ぐ「噂」という火の粉の凄まじさに、理不尽さに翻弄される人々から目を離すことができずに、ただひたすら目まぐるしく展開するストーリーを追い続け、一気に読んでしまいました。

紀伊國屋書店 ゆめタウン下松店   中村 澄代 ( 山口県 )

中国・四国

あらゆる場所で、推測という名の噂を聞く。面白いのに、すごく考えながら読みました。

くまざわ書店 下関店   村上 真美 ( 山口県 )

中国・四国

思い込みと報道の恐ろしさと、そんな中で真摯に向き合って真実を見つけようとする人たち。その光が失われないように祈る。

宮脇書店 ゆめモール下関店   吉井 めぐみ ( 山口県 )

中国・四国

本当にすごい話でした。第一・第二章では不穏と不安の大波に飲み込まれ、第五章では読みながらずっと心臓がバクバクしていました。顔の見えない人の噂話。目の前にいる人のこと。「本当に分かっているのか?」と問いかけられている。そんな本だと思います。

明屋書店 MEGA大内店   延永 ひとみ ( 山口県 )

中国・四国

重たい空気に絡め取られるような序盤、事件が動き出しハラハラする中盤、物語の核心に迫る終盤と本を持つ手にも自然と力が入りました。そして訪れたラストに、職場の休憩室じゃなければ涙が堪えきれなかったかもしれません。

明屋書店 今宿店   伊秩 琢真 ( 山口県 )

中国・四国

噂は猛火だ。心を焼かれ息もできず真実を叫んでも届かない。その火種を誰しもが持っていることの怖さを感じずにはいられない。苦しみと後悔。弱さと強さ。現在と過去。あらゆる心模様が突き刺さる。辻村さんとすさまじい熱量が伝わってくる渾身の作品だ。

明屋書店 東岐波店   矢儀 晋一 ( 山口県 )

中国・四国

今後、AIによって噂がフェイクニュースとなりインターネット上に蔓延ることだと思います。真実か嘘かはどうでもよくて、その奥にある誰かの存在や環境を大きく変えるとは考えずに、ただエンタメのように楽しむ時代が近づいているのかもしれません。その前に、この作品に出会えてよかったと思いました。多くの方に読んでほしいです。

紀伊國屋書店 ゆめタウン徳島店   野口 ( 徳島県 )

中国・四国

リアルタイムでこの物語を読むことができたことに、感激しています。期待を裏切らない内容に、ただただ圧倒されました。特徴的な一文から始まるこの物語を、多くの人に味わってもらいたいです。

ブックスジュピター   林 貴史 ( 徳島県 )

中国・四国

無関係なのに。見たわけでもないのに。なぜ私たちは喜々として首を突っ込みたがるのだろう。無我夢中でページをめくり続けている自分は、やはり下世話な好奇心に突き動かされているのだろうか? 深刻な顔をして実は高揚していないか? 時々、ふっと恐ろしくなる場面もあった。

紀伊國屋書店 徳島店   吉田 咲子 ( 徳島県 )

中国・四国

気がつけば時間が溶けていて真っ青になるほどの面白さに震えました。この本はこれから先も、私たちに“ひと”の弱さ強さ愚かさ美しさを教え続けるに違いありません。辻村先生に「とてつもない作品です!!」と心の底から叫ぶようにお伝えしたいです。

宮脇書店 本店   藤村 結香 ( 香川県 )

中国・四国

読み始めの予感は読み終えたとき確信に変わった、紛れもなく傑作だと。始めから面白いのに章を経るごとに右肩上がりにどんどん面白くなっていく、そして最後まで読んで良かったと思うこと間違いなし。

宮脇書店 総本店   栗本 倫成 ( 香川県 )

中国・四国

作品に入り込んでのめり込んで、手が震える。絶対に今年一番だと言い切れる小説でした。こんなにも贅沢な読書体験をありがとうございました。

宮脇書店 新屋島店   三浦 はるか ( 香川県 )

中国・四国

何度も感情が揺さぶられ、気づいたらあっという間に読み終わっていました。今までメディアなどから与えられる情報はすべて正しいものだと当たり前のように思っていなかったか。改めて情報との向き合い方を考えさせられました。

明屋書店 スピリッツ石手店   山本 恵未 ( 愛媛県 )

中国・四国

言葉は人を深く傷つけるものであると同時に人と人を繋ぐものである。上巻を読み終えたとき人に絶望し、下巻を読み終えたときまた誰かを信じてみたくなった。この10年、ここまで没入して小説を読んだことはなかった。いまこの時代に生み出されることが必然のような本だった。

明屋書店 八幡浜店   清家 志乃江 ( 愛媛県 )

中国・四国

視点が変わるたびにその人物に感情移入し、感情を揺さぶられまくりました。辛くて読むのを躊躇した場面もありましたが、それでもページをめくる手が止まりませんでした。仕事と寝る時間以外はずっと読んでいた、そんな気がします。

紀伊國屋書店 いよてつ高島屋店   西本 知未 ( 愛媛県 )

中国・四国

本当にみんな幸せになってほしい。読み終わってしばらく経つが、私の心の奥底にはまだ消えていない炎の種火が残っている。

明屋書店 営業本部   丹下 誠之 ( 愛媛県 )

中国・四国

登場人物たちの言動・状況に本当に一喜一憂し、胸がしめつけられ、手に汗握り。最後は今まで硬直していた謎が、畳みかけるように紐解かれていく流れに抗えませんでした。お薦めどころしかない作品です!

明屋書店 松前店   森川 由加 ( 愛媛県 )

中国・四国

没頭した。凄まじかった。冒頭からぞわぞわする骨太の、社会派の、何もかも捨てて先を読まずにはいられないのに丁寧に一文一文を拾いたくなる。令和、SNS時代の文学史に刻まれる傑作を目の当たりにして、いま、震えが止まりません。

TSUTAYA 中万々店   山中 由貴 ( 高知県 )

中国・四国

これは本当に小説を読んでいるのか疑いたくなるほどの現代社会のリアル、人間の本性のようなものが書かれていて半ば「この作品は最後まで読み切らなければならない」という使命感を覚えるほどでした。間違いなく今年を代表する作品です。

金高堂 土佐山田店   小松 航輝 ( 高知県 )

中国・四国

第二章までに物語の渦に巻き込まれ、ずっとその渦に飲み込まれたまま、後半へ。読み終らないと明日が来ないと思えるぐらい没頭しました。噂が飛び火し、何年も心の中で燻り続け、発火してしまうことがあり、私たちの発する言葉はまるで生き物のようだと感じました。

高知 蔦屋書店   吉野 理枝 ( 高知県 )

本書を予約する