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2021.6.22
希薄なつながりに縛られた生き方から抜け出すには?『自分をまるごと愛する7つのルール』
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キーワード: エッセイ 生き方 自己啓発 社会
最終的に人はひとり
他人と自分を比べたり、空気を読みすぎて疲れたり、周りの目を気にしすぎたり・・・。
SNS全盛の〝つながる〟時代のストレスが生んだのが、他人を批判し攻撃する〝不寛容〟が蔓延する社会。
生きづらさを感じる私たちに、孤独を愛する著者が説くのは自分と対峙する事の大切さ。
«いかに自分自身に興味を持つかを忘れて、外の世界にばかり気をとられ、特に人間関係に引きずり回されて自分を失ってきたか。自分を知って愛してやる事を忘れて、他人ばかり気にして比較し、不幸と不満のつのるにまかせて年を取ってしまったか。ストレスばかり溜めて自分を傷つける人生でなかったか。
この辺りで修正しなければ手遅れになる。まず一人になって自分と対峙し、いやなところも良いところもまるごと自分を知って愛したい。
自分を愛する事が出来て初めて、他人を愛する事が出来る。自分がどんな事が楽しくて、どんな事が不愉快かつきつめて気付けば、他人の気持ちを深く想像することが出来るのだ。»
(本書「はじめに」より)
自己を見つめ、悲しみや苦しみ、憎しみや嫉妬、弱さや不安をまるごと受けとめ自分を愛することで、他人を理解し、共感し、赦せるように。
年を重ね、社会に適合しようとするにつれ失ってしまう、自分らしさ。
その自分らしさを取り戻すことこそ、豊かな人生が待っている。
孤独を愛し、個を確立した著者が明かす「魔法のルール」には、今日より明日がきっと良い日になるヒントがある。
「ひとり上手=自分らしさ」が輝く金言集。
«自分を愛する事は、自己中になる事でも、わがままになる事でも、自分勝手な事でもない。自分を大切にする事であり、すなわちそれは他人を大切にする事になる。
最期を迎えるその時まで、自分を慈しみ、愛おしんで生きたい。»
(本書「おわりに」より)
〈目次〉
第1章 ルール1 自分だけの「好き」を大切に
第2章 ルール2 一人の時間を確保する
第3章 ルール3 義理つきあいはやめる
第4章 ルール4 人は人、自分は自分
第5章 ルール5 空気は読まなくていい
第6章 ルール6 時代の変化を否定しない
第7章 ルール7 大切な人とのつながりは努力しても保つ
著/下重暁子
【著者プロフィール】
下重暁子(しもじゅう・あきこ)
1936年、栃木県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。アナウンサーとして活躍後、1968年に退局。フリーとなり民放キャスターを経て文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧・日本自動車振興会)会長等を歴任。現在、日本ペンクラブ副会長、日本旅行作家協会会長。『家族という病』『極上の孤独』『明日死んでもいいための44のレッスン』など著書多数。
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