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2021.4.17
「友だちが多いほうが幸せ」は本当か? 和田秀樹著『みんなに好かれなくていい』
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キーワード: 親子 教育 生き方 自己啓発 SNS いじめ 精神科医 和田秀樹
「嫌われないようにする」から、「好き」「好かれる」ことに意識をシフトしよう!
「みんな仲よし」の理想のもとに続けられている現代の教育。
でも、あなたがどうがんばっても合わない人がいるのが現実であり、10人がそこにいれば、そのうち数人はあなたのことが嫌いかまったく興味がない、というのは、専門家の間でも言われている真実です。
そこで仲間はずれにされることを怖れ、「嫌われない」ことに執着すれば、自分を殺して生きていくことになります。
«最近はSNSが普及したことで、私が子どもだった時代にはなかったような悩みも増えているようです。
クラスのグループLINEで同級生の動向がわかってしまう。友だちだと思っていた人たちが自分をはずしてグループをつくっていることを知ってしまった。LINEにすぐ返信しないとはずされてしまう・・・・・・。表面上は仲良しに見えていても、実は非常にもろい関係であることがSNSによってあからさまになるのです。
なぜ今、多くの人が人間関係に自信を持てないのでしょうか。
私が精神科医として懸念するのは、今の若い世代は非常に「仲間はずれ恐怖」が強いのではないかということです。»
(本書「はじめに」より)
では、心から信頼できる親友をつくり、自分が最大限に輝く場所を見つけるにはどうしたらいいか。
10代の悩みと多く向き合ってきた著者がわかりやすく具体的に提示します。
こちらは本書の内容の一部です。
■ 思春期になると親以外につながりを求める
■ 友だちが多い人ほど人間的に優れているという幻想
■ どうがんばっても合わない人はいる
■ 気の合う人を見定める能力の磨き方
■ 人の気を惹くことではなく自分が光るものを探す
■ 本をよく読むひとは心が折れにくい
■ 学校・職場、家庭などいつもいる場所だけが世界じゃない
■ 長い目で人生を見る
«自分が自分でいられるというのは、人に合わせるのではなく、自分の基準で生き方ややりたいことを決めることができ、そして自分の言いたいことを言えたり、やりたいことがやれるということです。
もちろん社会には法律やルールがあるからそれを守らないといけませんが、それ以外のことは自分で決めていいのです。周りに合わせる必要はありません。そして、自分で楽しいと思えることをやり、幸せと思える人生を選んでほしいのです。
この本では、その具体的なやり方も書いてきました。»
(本書「さいごに」より)
自分の話をきちんと聞いて意見をくれる友人、自分に嘘をつかずに何でも打ち明けられる親友。
そんな人がひとりでもいれば、あなたはあなたらしい人生を幸せに生きていけるのです。
読後、心がラクになる書。
〈目次〉
はじめに
第1章 友だちは本当に必要か
第2章 嫌われるのが怖い?
第3章 本当の友だちをつくる方法
第4章 自分のパフォーマンスを上げる
第5章 自分を発揮できる世界を探す
さいごに
「小学館YouthBooks」特設サイトはこちら▶▶▶https://youthbooks.shogakukan.co.jp/
著/和田秀樹
【著者プロフィール】
和田秀樹(わだ・ひでき)
1960年大阪市生まれ。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、国際医療福祉大学赤坂心理学科教授、一橋大学経済学部・東京医科歯科大学非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長、和田秀樹カウンセリングルーム所長。専門は現代精神分析学、森田療法、老年精神医学。1987年に『受験は要領』がベストセラーになり、大学受験勉強のオーソリティとして知られる。その後、志望校別の受験勉強法指導の通信教育・緑鐵受験指導ゼミナールをたちあげ、多くの受験生を東大や医学部など名門校合格に導いている。主な著書に『感情的にならない本』(PHP文庫)、『自分は自分、人は人』(知的生き方文庫)、『自分に「イエス!」といえる本』(新講社)、『不安に負けない気持ちの整理術』(ディスカバー21)など、700冊以上の著書を誇る。
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