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2018.8.21
『神様の護り猫 』が教えてくれたこと。
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
引きこもり中の美琴は優しい神主見習いと毒舌猫に出会う
短大を卒業し念願だった文房具メーカーに就職した渡瀬美琴。
これから輝く未来が待っていると思っていたら、ストレスで体調を崩し、3年で会社を退職。
おまけに、初めての彼氏にも浮気されてあっさりと別れを言い渡された。
うまくいかない人生に打ちのめされた美琴が逃げこんだのは、一年前に亡くなった祖母の家。
持ち主がいなくなった田舎の空き家でのひとり暮らし。
忙しすぎてよかったのは、貯金を使う暇がなかったこと。
ある日、このままでは引きこもりになってしまうと不安になった美琴は、久しぶりに家を出た。
目的もなく歩いていると、幼い頃、祖母と行った花咲神社が目に入った。
神社の階段を上がって参拝すると、白地に黒ブチの猫がすり寄ってきた。
抱き上げて膝の上に乗せているうちに、いつの間にか眠ってしまった美琴。
ふと目を覚ますと、目の前に細身の美男子が立っていた。
‹‹「えっ、野澤さんの? お孫さんかな?」
「そんなところだろうな。木がざわついてる」
ふたりは目が覚めたことに気がつかない様子で、会話を続けている。
『木がざわつく』ってどういうこと?
あれっ。会話をしているはずなのに、ひとりしかいないのはどうして?
「な、ななななにっ!」
自分でも驚くような大声が出てしまい、口を押さえる。
「あぁぁ・・・・・・」
人間、あまりにびっくりするとおかしな声を発するらしい。››
見習い神主の青年・千早と、人の言葉を話す猫・モー。
花咲神社は生者と死者の再会が許されている場所だった。
神様の眷族(けんぞく)だというモーは、それを必要としている人々の手助けをするのだと千早は言う。
モーの不思議な力によって過去の自分の姿を見せられた美琴は、心の奥に押し込めていた後悔と向き合うことに・・・・・・。
「〝ごめんね〟と伝えさせて」
心から誰かに再会したいと願えば、きっと叶えてくれる神様の猫がここにいる。
現世〈うつしよ〉と隠世〈かくりよ〉をつなぐ花咲神社で、優しい神主見習いと毒舌猫とともに働くことになった美琴の、奇跡と涙と感動の物語!
小学館文庫
著/朝比奈希夜 イラスト/mocha
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