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2023.5.9
2040年、独身5割。その時どう生きる?『「居場所がない」人たち 超ソロ社会における幸福のコミュニティ論』
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キーワード: 時事 少子化 未婚化 人口減少 社会問題 生き方 ソロ社会 コミュニティ 荒川和久
独身研究の第一人者による、しあわせな「つながり(接続)」の見つけ方
未婚化や少子化が進み、社会の個人化が進む日本。
国立社会保障・人口問題研究所のデータによると、2040年には独身者が約5割になると推測されている。
この流れを止める手立てはなく、従来のコミュニティは崩壊の一途をたどっていくだろう。
だれも見たことのない超ソロ社会において、我々は誰と、どこで、どうつながれば、幸福と思える人生を歩めるのか。
また、親として、人生の先輩として、これからその時代を生きる子どもたちに何を伝えられるのか。
「ソロ社会」という造語の生みの親であり、マーケティング視点で独身研究を行ってきた著者が、個人化する社会の歩き方を案内する。
«「居場所がない」と嘆く人たちがいる。しかし、居場所さえあれば安心なのだろうか。そもそも、かつてのような安心を提供してくれる居場所や所属先など、今となっては存在しない虚構や昔話になっていないだろうか。「どこかに所属すれば、どこかに居場所があれば安心だ」という幻想に縛られ、ゴールも何もない荒野をたださまよい歩いてやしないだろうか。〈中略〉
本書では、今まで当然として語られてきた点について、違う角度から見たらこう解釈できるという内容をふんだんに用意したつもりである。確実に到来し、不可避なソロ社会へ我々が適応するためのヒントとなれば幸いである。»
(本書「序章」より)
こちらは本書の内容の一部です。
■ 子育て支援を充実させても出生数は増えない!?
■ 若者の「恋愛離れ」は本当か?
■ 晩婚化など起きてはいない
■ 結婚している男性は元から幸福だった者が多い
■ 「足りない病」の人間に「足りない」ものは何か
■ 「孤独」を生み出せない人は何も創造できない
■ 「選択」や「決断」は意志ではなく環境に左右される
■ 家族しか頼れない状況はむしろ地獄
■ 所属しなければ人とのつながりは生まれないのか?
■ ネットで「支持」や「賛同」を得ることがつながりではない
■ 「確固たるアイデンティティ」にこだわるのは害悪
■ 「利個」を積み重ねられないものは社会から孤立していく
あらゆるデータから現実のファクトを把握しソロ社会を深掘りした著者が示す、未来の〝しあわせ〟の行方とは?
結婚していてもしていなくても、家族がいてもいなくても、幸福度を上げるための視点とヒントに満ちた一冊。
〈目次〉
序章 「ソロ」パンデミック到来
第一章 ファクトを知る
第二章 独身は不幸説を検証する
第三章 「孤独は悪」といいたがる人たち
第四章 所属から接続へ 居場所から出場所へ
第五章 「新しい自分」を生む旅へ
あとがき
著/荒川和久
【著者プロフィール】
荒川和久(あらかわ・かずひさ)
広告会社にて、自動車・飲料・ビール・食品など幅広い業種の企業業務を担当したのち独立。ソロ社会やソロ文化、独身男女の行動や消費を研究する「独身研究家」として、国内外のテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・WEBメディアに多数出演。
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