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2020.12.19

夏川草介が民俗学「人の在り方」について問う。『始まりの木』

キーワード: 小説 民俗学 旅 自然

夏川草介が民俗学「人の在り方」について問う。『始まりの木』

「旅の準備をしたまえ」

神様を探す不思議な冒険が始まる。

シリーズ330万部のベストセラー「神様のカルテ」著者、最新作は、生きること、学ぶことの意味を問う、新世紀の〝遠野物語〟。

 

「我ながら、少し不思議な物語を書いた。変わり者の民俗学者とその教え子が日本各地を旅する物語である。格別奇をてらったわけではない。コロナ騒ぎでほとんど病院を離れられない腹いせに、本の中だけでも出歩いてやろうと画策したわけでもない。旅は旅でも本書は日本の名所旧跡を案内する旅ではない。地方病院で働く根暗な内科医の、思索の旅なのである」(著者)

 

藤崎千佳は、東京にある国立東々大学の学生である。

所属は文学部で、専攻は民俗学。

指導教官である古屋神寺郎(ふるや・かんじろう)は、優秀な民俗学者だが歯に衣着せぬ言動で毛嫌いするものも多い。

〝民俗学の研究は足で積み上げる〟が古谷のモットーだ。

足が悪いことをものともせず、北から南へ日本国中を練り歩くことをフィールドワークとしている。

「藤崎、旅の準備をしたまえ」

今日も唐突な言葉で、毒舌民俗学者と荷物持ち兼弟子の、学問と旅をめぐる、奇想天外な冒険が、始まる。

 

第一話 寄り道【主な舞台 青森県弘前市、嶽温泉、岩木山】

第二話 七色【主な舞台 京都府京都市(岩倉、鞍馬)、叡山電車】

第三話 始まりの木【主な舞台 長野県松本市、伊那谷】

第四話 同行二人【主な舞台 高知県宿毛市】

第五話 灯火【主な舞台 東京都文京区】

 

«いかに偏屈であっても、千佳はこの変人学者が嫌いではなかった。

より正確には、この男とあちこち旅をするのが気に入っていた。

彼が、学会でも高名な民族学者だから、というのは理由ではない。変わり者であっても、院生には確実に修士を与える有能な准教授だ、というのも主たる理由ではない。

彼にくっついて、日本中を旅することが、いつも新鮮な発見と驚きを千佳にもたらしてくれるのだ。»

(本書 第一章「寄り道」より)

 

日本人の心の拠り所とは?

風光明媚な世界の中にちりばめられたメッセージが、しんしんと心の奥底にしみ入る物語。

カバーイラストは、「むぎわらぼうし」「ルリユールおじさん」で知られる絵本作家・いせひでこさん。

 

『始まりの木』

著/夏川草介

 

【著者プロフィール】

夏川草介(なつかわ・そうすけ)

1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒。長野県にて地域医療に従事。2009年『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同書で10年本屋大賞第2位、映画化もされた。他の著書に『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』『神様のカルテ0』『新章 神様のカルテ』『本を守ろうとする猫の話』『勿忘草の咲く町で 安曇野診療記』がある。

 

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