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2020.11.11
ジャルジャル福徳秀介、コント日本一の次は小説家!?『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
キーワード: 小説 デビュー お笑い エンタメ
「初めて自分のすべてをさらけ出した」
〝私小説〟的恋愛小説で作家デビュー!!
コント日本一を決める「キングオブコント2020」で、ついに頂点に立ったお笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介さんが、このたび小説家デビュー!!
「ずっと恋愛小説が大好きだった」という福徳さんが、〝私小説〟的恋愛小説を書き下ろしました。
大学2年生の僕は、入学前に憧れていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。
日傘をさしていつも人目を避け、青春を謳歌しているグループを妬ましく思う。
友人は一人。
銭湯掃除のバイトと孤独な大学生活だけの毎日。
ある日、大教室で学生の輪を嫌うように席を立つ凜とした女子に出会う。
«紺色無地のカジュアルワンピース。
定規を当てたように真っ直ぐに切り揃えられた前髪。
そして何より目立ったのは大きなお団子頭。グレープフルーツほどの大きさ。
そんな愛嬌溢れる頭頂部とは違い、表情はモデルがランウェイを歩くように澄ましている。
全くキャンパスライフに媚びていない。本来、花のキャンパスライフを過ごせる資質があるのに、丁重にお断りしているように見える。
この大学にはふわっとして華がある女子学生が多い。まるで咲き誇る桜のようにきらびやか。
対して彼女は、幼い頃祖母に教えてもらった、幹に直接咲く一輪の桜――胴咲き桜のように、粛として孤立していた。»
(本書「第一章 花曇」より)
その姿が心に焼き付いた僕は、次第に深く強く彼女に惹かれていく。
やっとの思いで近づき、初デートにも成功し、これからの楽しい日々を思い描いていたのだが・・・。
ピュアで繊細な「僕」が初めて深く愛した彼女への想いは実るのか。
そして、僕の人生の、その先は・・・。
心に突き刺さる、ホロ苦恋愛小説。
「初めて自分のすべてをさらけ出した。心の裸は恥ずかしい、不安、でも快感」
(著者)
表紙には、第32回木村伊兵衛賞受賞の梅佳代さん撮影の、福徳秀介さんが以前飼っていた愛犬の写真を使用しています。
書店員さんからも絶賛の声が続々!
「すごい! 読む手が止まらない。人生が変わるくらいのインパクトがあるので、是非読んでみて欲しい。ああ、もう全方位に全力でおすすめしたい!」
(うさぎや 矢板店 山田恵理子さん)
「最終的には予想外の、でも納得の展開で感嘆するばかり。一気読み必至。作家・福徳秀介は本物だ!」
(紀伊國屋書店 仙台店 齋藤一弥さん)
「ひたむきで本気度をうかがわせる力作。すでに2作目を読みたい!」
(TSUTAYAららぽーとEXPOCITY店 飯室繁樹さん)
「どんどん物語に引き込まれ、ドキドキ、イライラ、またドキドキ、すべて持って行かれました。涙が止まりません」
(宮脇書店 ゆめモール下関店 吉井めぐみさん)
「著者の孤独への怖れ、求め続けているもの、抱えているもの、すべてが自分と同化し刃で抉られるようだった。それもひっくるめて美しい作品」
(ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん)
「言葉と空が紡いだ、これぞ『驚異的な』物語。揺るぎない純度100%の青春がここにある!」
(ブックジャーナリスト 内田 剛さん)
著/福徳秀介
【著者プロフィール】
福徳秀介(ふくとく・しゅうすけ)
1983年生まれ、兵庫県出身。関西大学文学部卒。同じ高校のラグビー部だった後藤淳平と2003年にお笑いコンビ「ジャルジャル」を結成。TV・ラジオ・舞台・YouTube等で活躍。キングオブコント2020優勝、第13代目キングに。福徳単独の活動として絵本『まくらのまーくん』は第14回タリーズピクチャーブックアワード大賞を受賞。絵本『なかよしっぱな』(2019)刊行。本作品が小説デビュー作となる。
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