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2019.10.21
誰も知らなかった!『最後の秘境 皇居の歩き方』
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いくつかの建築物や遺構の存在や場所は、本邦初公開!
10月22日、いよいよ皇居・宮殿にて、即位礼正殿の儀が行われます。
それからの数日間、宮殿では各国要人を招いての晩餐会(饗宴の儀)が催され、11月10日には皇居周辺でパレード(祝賀御列の儀)を開催。
11月14、15日には、東御苑に建てられた大嘗宮にて、皇位継承に伴う一世に一度の重要な祭礼である「大嘗祭(だいじょうさい)」が執り行われるなど、並々ならぬ注目が皇居に集まることでしょう。
江戸城築城から約600年。
徳川将軍家の居城として、江戸文化の中心地として、明治維新の舞台として、太平洋戦争時の大本営として、戦後日本を見守る象徴として、皇居は日本の歴史の中心でした。
けれども、その高い知名度の割には、明治以降の変貌や、内部のさまざまな遺構について、知られていないことばかりです。
この深いお濠と神秘的な森に囲まれた「日本最後の秘境」に、歴史探訪家の竹内正浩氏が迫ります。
‹‹タイトルを「皇居の歩き方」としたのは、従来のアプローチがあまりに表層的かつ一面的で、皇居の魅力を伝えきれていないと感じたからである。現在出回っている出版物のほぼすべてにおいて明治から昭和までの歴史がすっぽり抜けてしまっている。江戸時代の建物が壊されてすぐに公園のような風景が出現したわけではないのだ。
それは皇居に設置された案内板の類(たぐい)にもいえることである。たしかに嘘は書かれていない。しかし秘められた興味深い事実のなんと多いことか。皇居にある遺構は、どれも超弩級のものばかりなのに、もったいない。
本書を手にすれば、見えない景色が見えてくることを保証する。皇居に関する過去・現在の地図や空中写真をたくさん掲載したのも初めての試みである。これほどの歴史の宝庫と奇跡の森が、東京駅からわずか徒歩10分の場所に存在するという底知れない価値にもっと多くの人が気づくべきだと思う。
サブタイトルに「最後の秘境」と謳ったのは、比喩でも皮肉でもない。都心において、これほど魅力的でありながら、ほとんど知られていないこの場所は、最後の秘境かもしれない。そう感じたからにほかならない。
さあ行こう、奇跡の場所へ。››(本書「はじめに」より)
こちらは本書の内容の一部です。
■ 天守台はもう2m高かった
■ 中雀門の石垣の150年前の本丸火災の跡
■ 富士見櫓で花火見物した徳川将軍
■ 昭和天皇も頭をかかえた午砲台の轟音
■ 幼い内親王だけが暮らした本丸の呉竹寮
■ 二の丸庭園の鯉のヒレはなぜ長いのか
■ 伏見櫓にあった血染めの畳
■ 吹上御苑のゴルフ場9ホールとホタルの名所
■ 生物学研究所の放火自作自演事件
■ 開かずの門の清水門の謎
■ 「たけ橋」ではなく「みたけ橋」になったやんごとなき理由
■ 千鳥ヶ淵のベンチは高射機関砲座だった
独自資料と古地図で迫る「皇室の秘密の場所」。
いくつかの建築物や遺構の存在や場所は、本邦初公開です。
さらには、まだ誰も目にしたことがない「皇居詳細地図」を収録。
ぜひ本書を片手に皇居を歩いてみてください。
歴史の息吹がよりリアルに感じられるはずです。
著/竹内正浩
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