お知らせ

2019.4.29

令和元年5月1日「皇位を継承する儀式」の見どころは?『図説 天皇家のしきたり案内』

この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。

令和元年5月1日「皇位を継承する儀式」の見どころは?『図説 天皇家のしきたり案内』

天皇家の「儀式」や「しきたり」が一目でわかる!

4月30日、天皇陛下の退位に際して行われる儀式「退位礼正殿の儀」が、憲法で定める国事行為として行われます。

「退位礼正殿の儀」は憲政史上、初となる天皇の退位を広く国民に明らかにする儀式です。

 

そして、いよいよ令和元年5月1日には、皇太子殿下が天皇に即位されます。

当日は、新天皇が即位のあかしとして、皇位の象徴である(じ:勾玉)とともに、併せて国事行為の際に使用される御璽(ぎょじ:天皇御璽と刻された天皇の刻印)および国璽(こくじ:大日本国璽と刻された国印)を継承される儀式「剣璽等承継の儀」が皇居宮殿の正殿松の間にて行われます。

その後、即位された天皇陛下が皇后雅子さまとともに、ご即位後初めて公式に三権の長をはじめ国民を代表する人々と会われる「即位後朝見の儀」があり、天皇陛下として「おことば」を述べられます。

 

なお、新天皇が即位を公に宣明し、内外の代表がご即位をことほぐ儀式「即位礼正殿の儀」をはじめとする即位大礼は10月22日から行われます。

 

平成2年11月12日、平成の「即位礼正殿の儀」。令和の即位礼でも、天皇陛下の台座・高御座(たかみくら)と皇后さまの台座・御帳台(みちょうだい)は同じものが修復されて使われる。

 

一連の代替わりの儀式に伴い、今まで以上に注目を集める天皇家とそのしきたり。

では、宮中行事や人生儀礼では、実際にどんな儀式やしきたりがあるのか、ご存じでしょうか。

たとえば、あなたは下記の項目の内、いくつ答えられますか?

 

 天皇陛下は正月にお雑煮を召し上がるのか?

■ 三種の神器は皇居のどこにある?

■ 十二単の装束は本当に12枚重ねか?

■ 天皇家の菊の御紋の由来とは?

■ 皇居で稲作と養蚕が行われているって本当?

■ 皇室用語で「御」の読み方は何通りある?

 

本書では、これら天皇家のしきたりを250点に及ぶカラー図版と写真で解説。

天皇家の正月行事や誕生、七五三、成人、結婚といった人生儀礼は一般とはどう違うのか。

また、雅楽や蹴鞠、歌会始、宮廷装束といった皇室が保護継承する悠久の伝統から、御用邸や記念切手など明治以降に始まったしきたりまで宮中文化をくまなく網羅。

皇室用語の解説付きで、日本人として知っておきたい伝統と行事が満載です。

 

一連の皇位を継承する儀式についても、平成の即位大礼の模様を交えながら解説されています。

時代ごとに細やかな配慮と工夫をしながら、続いてきた伝統の儀式。

はたして令和では、どんなことが受け継がれ、どんなことが変わっていくのか、見どころのひとつです。

 

ぜひ、本書を手に取って、美しすぎる日本の伝統文化を知ってください。

貴重なカラー写真を見るだけでも価値があります。

 

『図説 天皇家のしきたり案内』

編/「皇室の20世紀」編集部

 

★こちらもオススメ!

「私が陛下のお気持ちに気づいた時」恋のキューピッド役が初めて明かす純愛秘話。『天皇陛下のプロポーズ』

明仁天皇が紡ぎ出した「光もつ言葉」の数々。国民必読の書『天皇メッセージ』全文無料公開!

天皇陛下は日本一の旅人である。『旅する天皇 平成30年間の旅の記録と秘話』

『天皇はなぜ紙幣に描かれないのか』教科書が教えてくれない日本史の謎30

天皇「秘儀と謎」『SAPIO 改元特別号』

関連リンク