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2018.11.6
秘話満載!「第三舞台」「劇団☆新感線」はなぜヒットしたのか!? 『演劇プロデューサーという仕事』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
約220万人の集客を実現してきた演劇プロデューサー、初の自叙伝!
小栗旬、古田新太ら役者たちとの楽屋&居酒屋マル秘トーク連発!
鴻上尚史氏率いる、第三舞台の制作を足掛け13年。
いのうりひでのり氏率いる、「劇団☆新感線」の制作を20年。
両劇団の快進撃を支えてきた演劇プロデューサー・細川展裕氏が初となる自叙伝を発表しました!
大学卒業後、いくつかの転職を経て、レコード会社に勤めていた細川氏は、なぜ演劇プロデューサーの仕事を選んだのでしょうか?
それは当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった「第三舞台」の座長であり、細川氏の幼なじみだった鴻上氏から声をかけられたことがきっかけです。
当時、「第三舞台」は旗揚げから4年で紀伊國屋ホール公演が決定していました。
細川「紀伊國屋ホールって、どこにあるの?」
鴻上「新宿だよ!」
細川「へぇ。で?」
鴻上「紀伊國屋ホールで公演やるってことは、俺たちプロになるってことなんだよ」
細川「へぇ。で?」
鴻上「とにかくすごいことなんだよ。成功すれば、演劇で食べていける」
細川「なるほど。で?」
鴻上「そこで、社会経験があるおまえに制作を手伝ってもらいたい」
細川「いや俺は演劇のことは何も知らないし」
鴻上「おまえの社会的常識がいまの俺らに必要なんだ」
細川「常識があるかどうかは・・・・・・」
鴻上「やってくれ」
細川「制作って何するの?」
鴻上「それはおいおい説明する」
細川「で、その仕事はモテるのか?」
鴻上「当たり前だろ!」
細川「本当かよ! わかった、やるよ!」
よく中身もわからないまま、ノリで決めた演劇プロデューサーという仕事。
けれども、細川氏はその状態から演劇をビジネスとして成立させ、「第三舞台」は大躍進をとげます。
2000年からは「劇団☆新感線」を運営するヴィレッヂ社長に就き、35年間の演劇人生で約220万人の集客を実現!
‹‹演劇は興行です。興行はお金を集めます。お金は雇用を生みます。社会と演劇はそこで繋がります。したがって、演劇プロデューサーの仕事とは、「演劇を通して雇用を生み出すこと」であると信じています››(「序章」より)
本書はただの自叙伝ではありません。
演劇プロデューサーらしく、一冊丸ごとエンターテインメント作品として仕上がっています。
役者たちとの楽屋&居酒屋マル秘トーク連発!
トークの出演者は以下のとおりです。
小栗旬
古田新太
ムロツヨシ
阿部サダヲ
森山未來
池田成志
筧利夫
木野花
渡辺いっけい
デーモン閣下
三宅弘城
内野聖陽
佐藤アツヒロ
市川染五郎(十代目松本幸四郎)
堤真一
上川隆也
沢口靖子
生田斗真
森田剛
勝地涼
北大路欣也
堺雅人
早乙女太一
天海祐希
橋本じゅん
綾野剛
小池栄子
永作博美
賀来賢人
橋本さとし
羽野晶紀・・・(ほぼ登場順)
鴻上尚史氏、古田新太氏、いのうえひでのり氏との対談・鼎談も収録。
巻末の仕事年表もひとことコメントつき。
自身で記した著者略歴も面白い!
演劇プロデューサーならではの〝生〟の魅力がつまった一冊です。
■ 鴻上尚史(作家・演出家)
君がいて、僕がいた。
■ 宮藤官九郎(脚本家・監督・俳優)
こんなにガッツリ自伝とは思わなかった。ただの〝真顔でセクハラおじさん〟じゃなかったんですね。細川さん、全部、言っちゃったね。
■ 古田新太(俳優)
なぜ細川氏は「ウナギ」と呼ばれる様になったのか。その答えは本書に詰まっている。望月三起也先生ごめんなさい。
著/細川展裕
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