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2018.2.20

英語&海外生活&演技のノウハウ満載!カリスマ演出家のイギリス留学記。『ロンドン・デイズ』

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英語&海外生活&演技のノウハウ満載!カリスマ演出家のイギリス留学記。『ロンドン・デイズ』

悪戦苦闘イギリス留学の記録、笑って笑ってホロリ、の本音エッセイ!

演出家として数々の作・演出を手がける鴻上尚史氏が、演劇の本場イギリスでの俳優教育の「基本」「技術」を学ぶために、なんと39歳にして留学!

行き先はロンドンのギルドホール音楽・演劇学校。

ユアン・マクレガーが卒業したという名門校です。

 

英語で行われる授業に備えて、入校1か月前からイギリスの英語学校に通い、準備は万全――のはずでした。

が・・・・・、そこは、想像をはるかに超える〝英語の戦場〟だったのです。

クラスメイトの自己紹介が聞き取れない、日常会話はなおさら。

日本では名の知れた演出家で作家の著者が、イギリスはじめ世界各国から集まった20歳前後の俳優志望者たちとともに、〝学校指定のサポーター〟と〝ぴちぴち黒タイツ〟を身につけ、動物園で観察してきた動物のマネを披露したり、真剣に鬼ごっこをしたり、歌ったり、踊ったり――。

たまに演出家としての視点が顔を出すものの、あくまでも生徒に徹し、悩み、考え、イギリス流ワークショップに向かい合います。

 

‹‹これは、1年間、ロンドンに暮らし、演劇学校で学んだ記録です。

英語に苦しめられてひいひい言いました。なにせ、英語ができなくて授業に支障をきたすようならすぐに参加を停止すると言われていたのです。

多くのクラスメイトにも出会いました。なかには、その後、映画「ロード・オブ・ザ・リング」で有名になるオーランド・ブルームもいました。

クラスメイトに励まされ、時には無意識の差別も受けながら、1年間、なんとか生き延びました。

これから海外留学や海外生活を予定している人、希望している人にはきっと、異国で生活する知恵やヒントを見つけることができるでしょう。

英語をものにしたいと思っている人、英語を話したいと思っている人には、たくさんのアドバイスを得ることができるでしょう。

海外で俳優レッスンを受けたいとか、海外の俳優教育を研究したいと思っている人には、たくさんの実例を知ることができるでしょう。›

 

その後も積極的にワークショップを開くなど、演出家として日本の演劇界をリードする著者の心の原点となった泣き笑い奮闘記。

素直に授業や課題に取り組む著者をはじめ、個性あふれる先生やクラスメイトなど、登場する人物たちが、独特のユーモラスな文体で綴られています。

大事件が発生したり、ドラマチックな展開があったりするわけではないのですが、つねに観客(読者)を意識し、楽しませ(読ませ)ようとする鴻上尚史さんの筆力は、さすがの一言。

本書を読み終えたときには、まるで一本の上質な舞台を観終えたような感覚になるはず。

もちろん、アンコールの拍手が鳴りやまないこと必至です。

 

文庫化にあたり、巻末には個性派俳優としても、芸人としても大活躍の片桐仁氏との本音対談を収録!

また、文庫の装画も片桐仁氏が手がけました!!

 

「心がザワつく面白さ!! 勉強になります」(片桐仁氏)

 

小学館文庫

『ロンドン・デイズ』

著/鴻上尚史 

 

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