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2018.10.3
不安やストレスに勝つ〝魔法の力〟があった!『「首尾一貫感覚」で心を強くする』
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メンタルが強い人の共通点は「首尾一貫感覚」の高さ!
なぜこんなにつらいのか――。
現代は、多くの人々が日常的にストレスを抱え、生きにくさを感じ、先行きに不安を抱いています。
人間関係や健康・金銭問題、自分の容姿や能力へのコンプレックスなど、悩みはつきません。
ストレスを数値化したいわゆる「ライフイベント・ストレス表」では、人生の中で経験するさまざまな出来事のうち、ストレスの原因となる43項目をリスト化し、点数をつけて示されています。
たとえば――――
「配偶者の死 100」
「親族の死 63」
「個人のけがや病気 53」
「解雇・失業 47」
「借金 31」
のべ8000人以上をカウンセリングした著者は、こうした日々の不安、悩みを乗り越えるには、ストレス対処のため〝魔法の力〟=「首尾一貫感覚(SOC)」を活用すべきだといいます。
‹‹いきなり「首尾一貫感覚」「SOC」といわれても、ほとんどの方はピンとこないと思います。この言葉は、心理学や医療社会学の分野ではよく知られているもので、別名「ストレス対処力」と呼ばれていますが、今まで日本で大きな話題になったこともなければ、普通の学校で教わることもありません。初めて聞いたという方も多いと思います。「首尾一貫」という言葉自体もわかりづらくて、難しい印象を与えますが、「Coherence(コヒーレンス)」という英語には、「首尾一貫」のほかに「統一性、全体感」という訳もあります。この言葉を、私なりにわかりやすく表現すれば、「いま目の前にあることだけでなく、過去や未来、自分以外の周辺の世界をより広く俯瞰した場合に、全体として整っている状態」を意味します。
この「首尾一貫感覚」が高い人というのは、ちょうどサッカーの監督がフィールド全体は上からの視点で見て、ゲームの状況や今後の展開などを把握しながら指揮をとるようなイメージです。さらに、これを私たちの人生に置き換えてみると、現在の自分の状況や今後の成り行きなど、人生全体を見通して判断できることといえます。››(本書「はじめに」より)
医療社会学者のA・アントノフスキー博士が提唱したこの能力は、もともとユダヤ人強制収容所での過酷な収容体験を乗り越えた女性たちに共通していた、次の「3つの感覚」から構成されています。
◆把握可能感=「だいたいわかった」
◆処理可能感=「なんとかなる」
◆有意味感=「どんなことにも意味がある」
これら「3つの感覚=首尾一貫感覚」を高めていき、何か問題に直面した場合、その原因を「3つの感覚」から分析できるようになると、あなたの人生ががらりと変わります。
本書では、文理シナジー学会学術奨励賞を受賞した気鋭の研究者が実際のカウンセリング例に加えて、次のような人物の言葉や作品、キャラクターなどを例に挙げながら、首尾一貫感覚をわかりやすく解説!
◆羽生結弦「逆境は嫌いじゃない」
◆「ケ・セラ・セラ~なるようになる」
◆野村沙知代「大丈夫よ」
◆ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』
◆『水戸黄門』
◆のび太(『ドラえもん』) ほか
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