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2018.10.5
糖尿病でも鰻が食べられる!? 新感覚グルメコメディ!『女神様の料理帖 恋の予感と思い出ごはん』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
食物の女神と料理雑誌編集者があなたの〝食〟の悩みを解決します。
都内にある出版社で編集の仕事をしている栗原綾乃は、ワケあって食物の女神様「花比売(はなひめ)」と運命共同体のような関係にある。
実はかつて重度の食物アレルギーだった綾乃が、今はなんでも食べられるようになったのは、花比売が綾乃の命を繋いでくれるおかげ・・・・・・なのだが、その代償として綾乃はつねにこの高飛車なグルメ女神のために、美味しいものを食べなければいけない身体になってしまったのだ。
綾乃の属する料理情報誌「食彩記」の編集者は癖のあるメンバーばかり。
中でも、社長の息子で家柄とルックスは最高だが、中身が残念なイケメン・新藤悠弥は、やたら綾乃にちょっかいをかけてくるので辟易している。
でも妙なスキルの高さで綾乃をフォローしてくれたりもするので複雑・・・・・・。
かくして編集部の内や外で起きる食べ物がらみの事件を解決するため、綾乃は花比売や新藤とともに東奔西走!
第一話では、糖尿病治療入院中の病院を脱走した編集長、大熊のために特別メニューを開発することに!
編集長からのお題は「丼もの」。
‹‹「おお! これは、お重じゃないか!」
現れた漆塗りの四角い容器を見て、大熊は意外そうな声を上げた。
「丼でも重箱でも中身は同じだから問題ありませんよね? ご飯とメインのおかずを組み合わせてさえいれば。蓋のある重箱の方が運びやすかったので」
大熊が言い渡した課題は丼もの。普通は丼に入った料理を連想するところだが、中身が意に沿っていれば問題ないと判断した。丼とお重の違いは、ずばり器。たとえばカツ丼とカツ重、天丼と天重、これらの違いは器だけなのだ。お店によっては、質や量に変化を加えていることもあるが。
「もちろんお重でも構わないよ。さてさて、中身は何かな?」
大熊はうきうきした様子で黒い器に手を伸ばした。
そして、蓋を開けた次の瞬間――――。
「これは・・・・・・!?」
大熊の口から驚愕の声が上がる。
「鰻重!? しかも白い!」
新藤も前のめりになって、重箱の中身を確認してきた。ご飯を隠すようにのっているのは、肉厚な白い鰻の素焼き。そこにうっすらと透明なタレが塗られている。
「お前、知らないのかよ。鰻重は高脂肪、高カロリーで、糖尿病患者は食べちゃいけない料理なんだぞ」››
編集長の反応はいかに・・・・・?
伝わらない気持ち、素直になれない心・・・・・・女神様と二人三脚で解決しちゃいます!
主人公・栗原綾乃と花比売のキャラクターがとにかくかわいい!
ほっこり笑えてちょっと泣ける新感覚グルメコメディです!!
〈目次〉
第一話 大食い編集長の鰻重
第二話 江戸っ娘の酒饅頭
第三話 幽霊店長の焼き鳥
第四話 ツンデレ少女のさくら粥
S.O.S.(スペシャルおまけストーリー) ヘタレ御曹司の受難
後日談 異端者たちの晩餐
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