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2018.9.30

恨み骨髄。誘拐ミステリーの金字塔「真犯人」を超える続編登場!『人さらい』

恨み骨髄。誘拐ミステリーの金字塔「真犯人」を超える続編登場!『人さらい』

少女惨死、一億円消失。

またもや一敗地に塗れた静岡県警。

WOWOWで9月23日から連続ドラマ「真犯人」が放映スタート。

ドラマの原作となった誘拐ミステリーの金字塔「真犯人」の続編『人さらい』がついに登場します!

 

‹‹平成十二年五月八日付、駿河(するが)日報朝刊社会面

国道に飛び出した中学生轢かれる。

浜松市鍛治町(かじまち)にあるダダシティ浜松店前の国道二五七号線で、昨日午後六時過ぎに県立中学二年生の女子生徒が、通行中の大型トラックに轢かれて即死した。事故直前、被害者をめぐり、ダダシティ店舗内で起きた揉め事が原因で道路に飛び出したとの目撃証言があり、浜松中央署で現在調査中。

››(「プロローグ」より)

 

静岡県浜松中央署管内で小学四年生の村木千夏(むらきちなつ)ちゃんが誘拐された。

 

‹‹明日までに一億円を用意しろ。ウールの毛布で包み、荒縄で厳重に結束し、それを母親が持ち、明日の正午、JR浜松駅南口のロータリーのタクシー乗り場に面した歩道で待っていろ。毛布の色は赤。身代金の受け渡しが終わるまで、母親は一言も口をきくな。それに、常に顔を正面に向けていろ。口が動いているのが見えたり、顔が見えないような姿勢をとったりした場合、娘の命はない。それから、絶対に警察に連絡するな。警官が一人でも張り込んでいたら、取り引きは中止だ――」››

 

犯人は、千夏の母・清美に身代金一億円を持って、浜松駅からタクシーに乗車するよう命じ、「金でやられたことは、金でやり返してやるからな」と告げた。

 

静岡県警は総力戦でのぞむが、身代金は奪われ、千夏は無残な遺体となって発見された。

県警の日下悟(くさかさとる)警部補は、千夏への仕打ちから、村木家に強い恨みを持つ者の犯行ではないかと推理していた。

 

‹‹日下の脳裏に、裾野署時代の記憶が蘇る。三年ほど前に起きた、ある殺人事件の捜査で知り合った重藤成一郎(しげとうせいいちろう)という元警視から聞いた、老練な刑事の逸話である。

人の気持ちを、これ以上もなく細やかに読み取ること――

たとえ、どのように狡猾な姦計が隠されていようと、いかに企みに満ちた思惑が秘められていようと、人の本性は、本来の姿からかけ離れた偽りの姿を纏い続けることはできない。刑事とは、人の真の心を見出す者でなければならない。日下は、重藤成一郎から教えられた辰川忠雄(たつかわただお)というベテラン刑事の教訓を、そんなふうに受け止めていた。その辰川こそ、駆け出しの頃の重藤成一郎を指導した人物だったという。››

 

静岡県警と誘拐犯のスリリングな身代金受け渡しの攻防。

犯人は警察の監視と追尾をかわし、いかにして身代金を奪ったのか?

そして、村木家に強い恨みをもつ人物とは?

プロローグとの関連は?

〝人さらい〟憎悪の炎にふれるラストまで、一気読み必至!

江戸川乱歩賞受賞作「誘拐児」、WOWOWで連続ドラマ化の「真犯人」を超える最高傑作です!

 

『人さらい』

著/翔田 寛

 

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