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2018.9.29
たちまち大増刷!! ラブコールに応えて一年ぶりの復活!書き下ろし長編時代小説『付添い屋・六平太 姑獲鳥の巻 女医者』
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シリーズ35万部突破、金子成人の大人気シリーズ、待望の新章スタート!!
付添い屋とは――――裕福な商家の子女が花見や芝居見物に出かける際、案内と警護を担う侍のこと。
第一話 春雷
鼠小僧次郎吉(ねずみこぞうじろきち)処刑の翌年、天保四年は全国的な凶作のうえ、江戸市中では刃傷沙汰が多発し、殺伐とした空気が漂っていた。
秋月六平太(あきづきろっぺいた)は恩師に乞われ、相良道場の師範代として多忙な生活を送っていたが、堅実な暮らしに少しばかり飽きも感じていた。
ある日、馴染みの材木商、飛驒屋母娘(おやこ)に誘われ舟遊びに出たところ、破落戸(ごろつき)に絡まれ、これを撃退。
だが噂を聞いた口入れ屋に「隠れて付添い屋をしていたのか」と詰め寄られる。
第二話 女医者
師範代を返上し付添い屋稼業を再開した六平太へ、中条流女医者かつ枝に付添う仕事が舞い込んだ。
診療の帰り、外塀に貼られた姑獲鳥の札に、かつ枝は顔色を失った。
そのころ、森田座の役者、河原崎源之助が行方不明になっていた。
第三話 鬼の棋譜
妙な男が市兵衛店を窺っているらしい。
どうやら六平太に恨みを抱く香具師(やし)の和藤治(わとうじ)の子分のようだ。
気になりながらも六平太は勘兵衛が贔屓にしている棋士平岡宗雨の付添いへ出向く。
将棋の才に恵まれた宗雨だったが、態度が慇懃だと世間からの評判は悪かった。
第四話 一両損
穏蔵は甚五郎(じんごろう)親方の下で働きたいという。
二人を引き合わせた六平太は、音羽での騒ぎを耳にする。
灰買いの女が集めた灰の中から高価な菩薩像が出てきたのだ。
持ち主を探すため、六平太は町に噂話を流す提案をする。
ドラマ「御家人斬九郎」「剣客商売」の脚本家が贈る、王道人情時代劇!
新シリーズ「脱藩さむらい」と書き下ろし二冊同時刊行!
帯コメントは若村麻由美さん。
「惚れ惚れする男っぷり!
五感に響く江戸人情。
人間って、いとおしくって面白い!」
著/金子成人
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