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2016.4.21
「まったく新しい新選組作品の誕生!」松本清張賞作家が10年越しに辿りついた新境地! 『本懐に候』
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2002年『ひとは化けもんわれも化けもん』で第9回松本清張賞を受賞した山本音也、10年ぶりの新作が登場!
1982年に『宴会』で中央公論新人賞を受賞し、その翌年には芥川賞候補になった才気、山本音也。その後、度重なる休筆期間があり、心待ちにされていた彼の新作は、「新選組」がテーマ。発売直後から「まったく新しい新選組作品」と話題になっています!
「新選組」最後の隊長・相馬主計と隊士・安富才助にスポットをあてる!
現代でも非常に人気がある「新選組」において、あまり多くを語られていない最後の隊長・相馬主計と隊士・安富才助にスポットをあて、その波乱万丈の人生を重厚かつ繊細な筆致で描き出しています。戦いで死ぬことができなかった男が抱える葛藤や、不器用なまでの生き様は、時代小説好きの読者ならずとも強く惹きつけられるはずです。
推敲に推敲を重ね、辿り着いた新境地!
新選組最後の隊長・相馬主計と元隊士・安富才助。土方歳三の最期を看取ったふたりは、戦いでそれぞれ腕と指を失ったものの、明治の世へと生き残りました。流刑での島暮らしの中で、思わぬ邂逅と確執を経たふたりの人生は「御一新」の荒波の中、思いもよらない方向へと導かれていきます。
文芸評論家の縄田一男氏をして「まったく新しい新選組作品の誕生!」と言わしめた本書は、著者が長い年月をかけ推敲に推敲を重ね、辿り着いた新境地とも言うべき快作に仕上がっています! 痛切のラストまでイッキ読み必至です!
著/山本音也
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