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2018.4.6
父親に捨てられたと思っていたネガと40年ぶりに再会!『三丁目写真館~昭和30年代の人・物・暮らし~』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
〝鮮やかなモノクローム〟で蘇る昭和30年代の暮らし!
父に捨てられたと思っていたネガと40年ぶりに再会!
My First BIG〝三丁目の夕日〟(作・西岸良平)シリーズで長きにわたって大好評連載中の写真コラムから選りすぐりの作品をまとめた完全保存版が登場!
著者が人生の大きな曲がり角に立っていた60歳の誕生日に、父の遺品を片付けていたところお菓子の缶箱が見つかり、懐かしい父の文字で「利江のネガ」と書かれていました。
それは、写真家を目指していた頃に夢中で撮った昭和30年代の生き生きとした人、物、暮らしでした。
桐生市出身で、今も桐生市に住む78歳の著者・齊藤利江さんは、10代の頃いろいろな写真コンテストで入賞し、写真家を目指していました。
しかし、高校卒業を間近に控えていたある日、父が病に倒れたため、進学をあきらめることに・・・。
20歳のときにはそれまで撮り溜めていた写真のネガを父親に取り上げられ、写真家になる夢もあきらめざるを得ませんでした。
40年ぶりに再会したネガは斉藤さんを勇気づけました。
父は処分しないで、大切に保存していてくれていたのです。
思いもかけぬ出来事に涙が止まりませんでした。
写真に映っているどの人も、〝いい顔〟をしています。
特に子どもたちはみんな笑顔。
‹‹私が十代の後半に写した昭和30年代の日本は高度成長期に向かい、豊かではないけれど未来への夢と、みんなが一丸となって働き、活き活きとした笑顔があふれていた時代でした。写真を通して、私がレンズを覗いた時に感じたワクワク感やドキドキ感が皆さんにも伝わり、皆様の心に少しでも響いたとすれば、これに過ぎる喜びはありません。››(著者「おわりに」より)
木造校舎・町角・乗り物・東京・人々・行事・遊び・・・・・・〝鮮やかなモノクローム〟で蘇る昭和30年代の暮らし。
世界のいろんな人にも知ってもらいたくて、英語の解説も付けました。
齋藤利江さんは変わらぬ好奇心を武器に、今もカメラを手にして、世界中を駆け回っています。
著・撮/齊藤利江
◎イベント情報
■写真展
4月5日(木)~5 月31日(木)9:00~19:30 ※土日祝日は除く
場所 小学館 本社エントランス・ギャラリー
料金 無料
※6月には銀座ギャラリー・アートグラフにて写真展を予定
4月22日(日)13:00~14:30(全1回)
受講料 1500円(税抜)
場所 小学館本社ビル
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