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2018.3.11
無類の猫好き画家が教えてくれる「やさしく生きるヒント」『猪熊弦一郎のおもちゃ箱』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
日本を代表する洋画家、初の物語作品集! 幻の名著も復刻収録!
パリ、ニューヨーク、ハワイで90歳まで活躍した、日本を代表する洋画家・猪熊弦一郎さん(1902〜93)。
猪熊さんは1902年に高松市で生まれ、東京美術学校で藤島武二に学んだあと、パリでアンリ・マティスに師事し、同じくパリにいた藤田嗣治には、「げんちゃん」と「ちゃん」づけで呼ばれる仲でした。
戦後はアメリカに渡り、デザイナーのイームズ夫妻やイサム・ノグチなど、多くの人から愛されました。
よく知られる三越の包装紙「華ひらく」は、猪熊さんと「アンパンマン」の作者・やなせたかし氏のコラボレーションによるものです。
猪熊さんの手にかかれば、道端で拾ったゴミも、お菓子の包み紙も、美しいオブジェに!
また、常に二人三脚だった妻の文子さんをモデルに、たくさんの絵を描きました。
描く対象はいつでも「自分の愛するもの」!
本書は、ロックを聴きながら明るく90歳まで生きた猪熊さんの〝人となり〟とともに、世界中で集めたセンスあふれるコレクション、1ダース分も飼うほど愛した猫のスケッチブック、ガラクタを集めて作ったオブジェなど、約70年分の作品と心温まる物語が詰まったオールカラーの一冊です!
さらに、84年に刊行し、長らく復刊が求められていた幻のコレクションブック「画家のおもちゃ箱」を34年ぶりに復刻! 特別再収録しました。
いい生き方って、きっとこういうこと。
いちど知ったら好きになる〝いのくまさん〟、初の物語作品集。
身近なものに宿る美を見逃さない猪熊さんの視点は、今までの生活に彩りを与えます。
アート好きはもちろんのこと、心地よいライフスタイルのお供に、そっと置いておきたくなる一冊です。
監/丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
☆ 3月20日から渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで「猫たち」展も開催されます!!
詳細はこちら▶▶▶http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_inokuma/
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