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2017.6.12
分子生物学者・福岡伸一が地球最大の謎を解き明かす!『新版 動的平衡』たちまち重版!!
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体内時計から脳の錯覚、ダイエットまで幅広いテーマから「生命とは何か」に迫る!
生命は変わらないために、変わり続けている。
哲学する分子生物学者・福岡伸一が「生命とは何か」。地球最大の謎を解く!
‹‹動的平衡とは、合成と分解、酸化と還元、切断と結合など相矛盾する逆反応が絶えず繰り返されることによって、秩序が維持され、更新されている状況を指す生物学用語で、私が生物学者として生命を捉えるとき、生命を生命たらしめる最も重要な特性だと考えるものである。
だから、生命とは何かと問われたら、躊躇なく、それは動的平衡にあるもの、と定義することになる。動的平衡ゆえに、生命は、柔軟で、適応的で、可変的で、傷つけば回復し、問題があれば修復できる。動的平衡ゆえに生命はこの地球上に出現して以来、38億年の長きにわたって連綿と存続してきた。››
「生命とは何か」。壮大なテーマだが、本書では「そういえば、なぜなんだろう?」というちょっと気になる身近な疑問から、人間にとって切実な問題まで、さまざまなテーマから、外堀を埋めていく。
・年を取ると一年が早く過ぎるのは、なぜ?
・「直感」を信じるな!
・食物の消化とは「情報解体」である。
・記憶が存在するのは「細胞と細胞の間」。
・分子生物学が示す「太らない食べ方」とは?
・遺伝子を組み換えるということは、生物に不自然な負荷をかけること。
・ガン細胞とES細胞には共通の「問題点」がある。
発表当時、各界から絶賛され、12万部を突破した話題作を新書化。
大幅な加筆を行い、さらに画期的な論考を新章として書き下ろし、「命の不思議」の新たな深みに読者を誘う。
‹‹動的平衡の理論的な考究を鋭意進めた結果、新たに得られた独自の数理モデルを、新章を設けてここに発表することとした。これまで観念的な説明にとどまっていた動的平衡について、数学的な記述の可能性について扉を開いたものと考えている。
このような大幅な加筆と改訂を行ったゆえ、本書は『新版 動的平衡』と呼ぶべき内容になっていると自負している。››
自分は何者か? 人間とは何か? どうやって生きているのか? この謎を知らずにはいられない。
既に単行本で読んでいる方は、新章を読むことで「動的平衡」の深化と進化につながる一冊!
小学館新書
著/福岡伸一
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