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2017.5.29

世界中のオーロラ発生論はすべて間違い! 美しいオーロラ写真の多くは大嘘? 『ビッグショット・オーロラ』

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キーワード: ノンフィクション 科学

世界中のオーロラ発生論はすべて間違い! 美しいオーロラ写真の多くは大嘘? 『ビッグショット・オーロラ』

オーロラ科学の世界的権威は日本人だった!

開高健賞作家がアラスカの地で宇宙の神秘に迫る!

‹‹オーロラは伝説であり、探検であり、

冒険であり、歴史であり、科学であり、

そして、多くの人の人生を巻き込んだヒューマンドラマでもある››

‹‹とは言っても、オーロラの世界というのは、

そう簡単に理解できるものではない。

宇宙を専門とする科学者たちさえ悩ませ続けている、

複雑奇妙な分野なのだ。

実際、宇宙の誕生や宇宙の存在理由、宇宙の形など、

そもそも「宇宙」のこと自体が分かっていないのだから、

オーロラの解明もまた、研究途上なのである。

しかしながら、何が分かっていて、何が分かっていないのか?

オーロラには、どんな未来があって、どんな可能性があるのか?

私はそれを、きちんと整理して、しっかり理解したいと思った››

 

「人生に一度は見てみたいもの」の代名詞ともいえるオーロラ。

極北の地の空に棚引くこの"宇宙の神秘"には、

いまだ解明されていない謎が多く残されている。

このオーロラ科学の世界的権威が

日本人科学者・赤祖父俊一(あかそふ・しゅんいち)だと知っているだろうか?

戦後復興期、多くの日本国民がまだオーロラというものの存在を、

今ほどに意識していない時代からアラスカへと渡り、

多くの世界的著名な科学者たちと交わりながら、宇宙の謎、オーロラの謎解きに人生を捧げ、

日本の誰よりもオーロラの舞う空の下にいた人である。

著者は、アカソフ先生から、貴重な個人授業ともいえる時間をもつ機会に恵まれる。

オーロラのことを下調べして取材に臨んだが、

それが災いして著者の頭の中は錯乱崩壊寸前に・・・。

 

‹‹「先生、だとすると、日本だけじゃなく、

世界中のオーロラ解説が間違っていることになりますよ」

私がそう言うと、先生は、はっきりと、きっぱりと、こう言った。

「そう、間違っているんだよ」

私は驚いた。何度も聞き直した。

「ええええ! 本当ですか?」

「本当だよ」››

 

「オーロラは、太陽風がもたらすプラズマが地球に落下して、

酸素や窒素に衝突して発光している」など世界中のオーロラ発生論はすべてて間違い!!

美しいオーロラ写真の多くはカメラがついた大嘘?

開高健賞作家がアラスカの地でオーロラの"真の姿"を追う。

また、それと同時にマイナス40度の雪原に三脚を立て、初めてオーロラ撮影にも挑む。

複雑怪奇なオーロラ科学の世界と、極寒の地で困難を極めるオーロラ撮影。

寝不足で身も心もボロボロになった著者に、ある日、思いもかけないご褒美が・・・!

10年に一度といわれる磁気嵐が吹き荒れた夜、

夜空に巨大な光の龍が立ち昇ったのだった――

 

あなたの常識は、この本を読むことでくつがえされる!

入魂の傑作ノンフィクション!

臨場感あふれる描写にぐいぐい引き込まれます!

「科学の本、どうせ難しい言葉が並ぶんでしょ?」と思うかもしれませんが、

専門用語や難解な表現を極力抑え、平易な表現に落とし込んであるので、

安心して手にとってください。

 

『ビッグショット・オーロラ』 著/廣川まさき

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