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2017.2.1
「いじめ件数」前年度比10.4%増の過去最多。身を守る術は月別対策にアリ! 『いじめから脱出しよう! 自分をまもる方法12か月分』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
キーワード: いじめ 学校 ファミリー 教師 子育て 教育
前年度比10.4%増!
増加する学校でのいじめ
昨年10月27日に
文科省が公表した
学校いじめの数は、
2015年度に22万4540件
(2015年度、全国の小中高校と
特別支援学校が認定したいじめ件数)。
いじめが社会問題化するなか、
前年度比10.4%増!と
過去最多を記録しています。
60万人以上が訪問した、
いじめ対策HPの管理人が気づいたこと!
いじめの対策と克服法を紹介している
ホームページ「いじめと戦おう!」の管理人、
玉聞伸啓(たまきのぶひろ)さんは、
メールでのいじめ相談に応じるうちに、
「学校いじめには、月ごとの特徴があり、
効果的な対策もある」
ということに気づきます。
その内容をまとめたのが本書
『いじめから脱出しよう!
自分をまもる方法12か月分』。
いじめられている子たちのために、
初めて公開される
「学校いじめ」への"月別対策法"です。
もくじを紹介すると・・・
4月 自分をまもる方法:
たくさんの人と、あいさつや天気の話をする
5月 自分をまもる方法:
明るくふるまい、新しい友だちを作る
6月 自分をまもる方法:
気の合う友だちをひとりかふたり見つける
7月 自分をまもる方法:
親友がはなれてしまったら、
仲直りのきっかけを作るか、友だちをやめる
8月 自分をまもる方法:
部活をやめる。いじめ記録をつける
9月 自分をまもる方法:
学校を休む。からかいに反応しない
10月 自分をまもる方法:
大人にSOSを出し続ける。
この本を見せて伝える
11月 自分をまもる方法:
友だちがいなくなったときには
「その程度の友情だったか」と思う
12月 自分をまもる方法:
暴力からは、いちもくさんに逃げる。
安全になるまで学校を休む
1月 自分をまもる方法:
いじめに反応しない。笑わない
2月 自分をまもる方法:
いじめリーダー格の子と
次の学年ではクラスを別にしてもらう
3月 自分をまもる方法:
クラスがえや進学があればいじめが続くことは
ほぼないので、心配しすぎない
4月に多いのは「コソコソいじめ」
4月に多い悩み相談が
「コソコソいじめ」。
4月は新しいクラスなので、
いじめっ子のことを知らない子もいます。
だから、まだみんなの前で
堂々といじめを実行できません。
そこで、コソコソといやがらせをしますが、
この時期のいやがらせは、
短期間で自然に終わることが多いのです。
「コソコソいじめ」から自分を守るには、
「たくさんの人と、あいさつや天気の話をする」
これだけ!
「いろんな人と知り合いらしい」子は、
いじめられにくくなります。
本書では、著者にメール相談した結果、
いじめから脱出できた先輩たちの実例も
月別に紹介しています。
今まで気がつかなかった、
「そんな簡単なことで、
いじめの対象から抜けられるの?」
という方法に目からウロコ!
「実際に役立った」 「脱出できた」
という声が届いています。
いじめにひとりで悩んでいてはたどり着けない、
実例にもとづくいじめ脱出法が満載です。
いじめに悩んでいる当事者、保護者、教師・・・
すべての人に読んでほしい一冊!
著/玉聞伸啓
【著者PROFILE】
(たまき・のぶひろ)
「いじめと戦おう!」
ホームページ管理人。
東京都東大和市役所勤務。
2006年、小中学生の男子からとみられる
手紙「○日に学校内で自殺します」が
文部科学大臣宛に送られる
という事件があったのをきっかけに、
「いじめと戦おう!」というサイトを
立ち上げ、今日まで60万人以上が訪問。
子どもたちのメール相談に応じている。
自治体や学校からの講演依頼も多い。
著書に『いじめと戦おう!』がある。
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