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2023.3.22

教会による宗教虐待の実態を明かす覚悟の手記!『小川さゆり、宗教2世』

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キーワード: 時事 社会問題 宗教 宗教2世 宗教虐待 手記

教会による宗教虐待の実態を明かす覚悟の手記!『小川さゆり、宗教2世』

あなたは「神の子」、世間は「サタン」。

「被害者救済法案」成立の立役者となり、「宗教2世」のシンボルになった著者の小川さゆりさん。

旧統一教会の合同結婚式で出会った両親の間に生まれ、幼い頃から旧統一教会の信者として育てられた。

父は地区教会の教会長も務め、母も熱心な信者だ。

 

«私は「神の子」としてこの世に生を受けました。

統一教会の信者同士が合同結婚式などで結ばれて生まれた子どもは祝福2世と呼ばれ、教会内でも特別な存在として扱われていました。

物心ついた頃から、母から純潔だけは守らなければならないと強く教え込まれました。私のような祝福2世は、生まれながらにして原罪のない神の子だから、血を汚してはいけないというのです。»

(本文より)

 

教会中心の生活を送り、将来は合同結婚式で結婚することを夢見ていたが、いつしか教義と現実に乖離を感じるようになり脱会を決意した。

そして、安倍晋三元首相が撃たれた事件をきっかけに、「小川さゆり」という仮名で自身の経験を発信し始める。

 

«この日本でこんなテロをするなんて、絶対に許せないと私は思いました。

ところが、「特定の宗教団体への恨み」という言葉を聞き、また山上被告は奈良の人だと報道されているのを見て、不気味な感覚に陥りました。私は統一教会の修練会で奈良の教会に行ったこともあり、他人ごとだった事件が急に自分の問題として迫ってくるようでした。

その後、マスメディアでも「統一教会」という名前が具体的に報じられるようになっていくなかで、私の胸には何かが芽生え始めました。»

(本文より)

 

「宗教2世」として孤独に悩み続けた彼女は、その人生の折々で何を感じ、どのような選択を続けてきたのか……。

我々が知り得なかった「2世家族」の生活様式とは?

貧困、いじめ、セクハラ、精神疾患、脱会、結婚、出産、告発――壮絶な半生を綴る。

 

〈目次〉

はじめに この苦しみをもう繰り返さないために

第1章 私は「神の子」

第2章 思春期と教会

第3章 信仰の揺らぎ

第4章 脱会

第5章 新しい家族

第6章 「小川さゆり」の誕生

おわりに 恨むのではなく許したい

 

『小川さゆり、宗教2世』

著/小川さゆり 

 

【著者プロフィール】

小川さゆり(おがわ・さゆり)

旧統一教会元2世信者。両親は合同結婚式で結ばれ、「神の子」として生まれた宗教2世。幼少期から教会中心の生活を送るが、教会の教えとそれを信仰する両親に疑問を持ち、脱会。2022年7月の安倍元首相銃撃事件を機に、小川さゆりの名で被害の発信を決意。日本外国特派員協会での会見では両親と教会から「会見中止」を要求されるも、「私が正しいと思ってくださるなら、どうかこの団体を解散させてください」と涙ながらに訴えた。同年12月には被害者救済法案を審議する参議院の特別委員会に、参考人として出席した。本書は、著者初の書籍となる。

 

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