人の心を徹底分析すれば「イノベーション」が加速する！

システム工学やデザイン工学の分野から生まれた「デザイン思考」は、今のビジネスシーンにおいて、新規の商品・サービス開発を行ううえで必要不可欠な考え方です。

Appleの創業者スティーブ・ジョブズや、Amazonの創業者ジェフ・ベゾスなど、世界を変えたイノベーターの思考方法には、共通して「共感／問題定義／創造／プロトタイプ／テスト」というデザイン思考の５つのステップが浮かび上がります。

本書では、その中でも特に「問題定義」と「創造」にフォーカスし、iPhoneやAmazonをはじめ、Wii、Uber、Airbnb、吉野家といったヒット商品やヒットサービスを分析することで、デザイン思考が現実の課題の解決にどう役立ち、応用できたのかを理解できる構成になっています。

そして、「他人の心」とも「自分の心」とも徹底的に向き合うデザイン思考のアプローチは、ビジネスの分野に留まらず、様々な人間関係の中で暮らす私たちにとって、より良く生きるための指針になるでしょう。

≪社会生活においてチームの一員として活動する以上、自分の言動が相手の気持ちにどのように影響を与えるかを考えながら自分の行動をデザインする必要があります。デザイン思考の本質が「人の気持ちをデザインすることで人を動かすこと」であるならば、デザイン思考は１人の人間として生活するうえで必要不可欠な能力なのです。≫

（本文より）

【本書の主な内容】

■ 誰にでもできる、ジョブズやベゾスの思考法

■「デザイン思考」の5ステップ　

■「創造力」とは「組み合わせ力」

■ 「良いアイデア」こそ反対の声が大きくなる

■  誰もがもっている欲求に目を向ける

■ 「ユーザーの声」は裏切る

■ 「当たり前」というバイアスが最大の敵

■ １人のアイデアには限界がある

■ キャリア選択は自身の「ニーズ」に寄り添って

■ 「共感力」が円滑なコミュニケーションを生む

本書を手に取ったその日から、自由自在の「創造力」「アイデア力」があなたの強力な武器になる――

〈目次〉

はじめに

第一章　誰でもできる「イノベーション」

第二章　始まりは「ニーズ」に

第三章　目指すは究極の「いいとこ取り」

第四章 「新たな価値」を創造する

第五章　人生に活きる「デザイン思考」

おわりに

小学館新書

『デザイン思考2.0

人生と仕事を変える「発想術」』

著／松本 勝 

【著者プロフィール】

松本勝（まつもと・まさる）

1975年大阪府生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了後、ゴールドマン・サックス入社。株式トレーダー、金利デリバティブトレーダーを経て、2010年に人工知能を用いた投資ファンドを設立。2014年にVISITS Technologiesを設立し、人の創造性やアイデアの価値を定量化する合意形成アルゴリズム「CI（コンセンサス・インテリジェンス）技術」を独自開発して日米で特許を取得。ビジネスカンファレンスやアワードの受賞多数。趣味は筋トレ。アームレスリング元日本代表。FWJ JAPAN OPEN 2022フィジークマスターズ優勝。

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