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2022.4.13

「人生に引退はない」84歳現役ビジネスマン出井伸之が説く、後半生のキャリア論。『人生の経営』

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キーワード: ビジネス キャリア 経営 生き方 老後 出井伸之

「人生に引退はない」84歳現役ビジネスマン出井伸之が説く、後半生のキャリア論。『人生の経営』

人生のCEO(最高経営責任者)は、あなた自身。

〝人生100年時代〟と言われるようになって久しいですが、それをポジティブにとらえている人は少ないのではないでしょうか。

家族、仕事、お金、健康など・・・老後の見通しには不安要素ばかり。

そうしたなか、いまや1兆円企業となったソニーの変革を主導した元CEO・出井伸之氏による、初のキャリア指南書『人生の経営』が話題になっています。

出井氏はソニーの経営を退いたあと、「同じ会社に顧問や相談役という形で籍をおいて財界活動に勤しむのはつまらない」と、ソニーに囚われない新しいビジネスにチャレンジ。

自らが創業者となって社員10人ぐらいの小さな会社「クオンタムリープ」をつくりました。

起業をきっかけに若い世代との交流が増え、これまでに関わってきたベンチャー企業は100社を超えます。

しかし、これらの成果は出井氏のキャリアがあってこそのもので、一般のサラリーマンには無理なのでは・・・?

 

«年を取ってからチャレンジなどできるのか、それは経営者だからできることじゃないか、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

あなたが、ある仕事のノウハウを身につけ、しっかり会社に貢献してきたサラリーマンであれば、これまで築いてきたキャリアはとても大きな価値を持っています。多くの人は、それに気づいていないだけです。»

(本文より)

 

会社にも年齢にもしばられず、輝き続けるにはどうしたらいいのか。

本書では、出井氏が自身のキャリアを紐解き、生涯現役でいるためのノウハウを明かします。

 

こちらはその内容の一部です。

■ 学生時代、ソニーの人事部長に「もっと偉い人に会いたい」とリクエスト。

■ 失うものがないサラリーマンこそ、社内転職など新しいことに挑戦するべき。

■ ソニー時代、2回も左遷されて、上司からしょっちゅう「クビだ」と言われ続けた。

■ 社長就任は「消去法」で決まった。

■ 「漫然と定年まで余生のように」過ごすのはもったいない。

■ 「働ける場所がない」「今の時代に対応できるスキルがない」という思い込み。

■ 地方のベンチャーでキャリアを活かす。

■ 一律に年齢で区切るシステムはサラリーマンを不幸にする。

■ コロナの前からあった〝分断〟を乗り越える鍵は〝横〟のつながり。

■ 「アジアとの共生」に活路がある。

 

«60歳だって70歳だって80歳だって、働いて輝くことは可能です。その可能性から目を背けて、「定年後」や「余生」にばかり目を向けるのはあまりにもったいない。

この本を50代で社長になった出井伸之の話としてではなく、ぜひあなたと同じようにサラリーマンだった20代・30代・40代の僕がどのように過ごしてきたか、そしてソニーを離れた後の60代以降をどのように過ごしてきたかを見てほしいと思います。

自分の人生は会社のためだけにあるわけではありません。自分はどうありたいか、どういう人生を歩みたいかを決めるのは自分自身です。つまり、自分の人生を〝経営〟するのは自分なのです。»

(本文より)

 

84歳になった今も、現役ビジネスマンとしてアクティブに活動し続ける出井氏の姿勢や言葉から、多くのビジネスマンが後半生のヒントをもらうことでしょう。

 

〈目次〉

第1章 サラリーマンこそ冒険しよう

第2章 左遷だって自らの糧にできる

第3章 変化の兆しをつかまえよう

第4章 培ったキャリアを外で活かす

第5章 ものづくり神話から脱却しよう

第6章 定年も退職金も要らない

第7章 ソニーに学んだ新しい企業の形

第8章 国内と対外の並列的な二重戦略に活路

 

小学館新書

『人生の経営』

著/出井伸之 

 

【著者プロフィール】

出井伸之(いでい・のぶゆき)

1937年、東京都生まれ。60年早稲田大学卒業後、ソニー入社。主に欧州での海外事業に従事。オーディオ事業部長、コンピュータ事業部長、ホームビデオ事業部長などを歴任した後、95年に社長就任。2000年から2005年までは会長兼グループCEOとして、ソニーの変革を主導した。退任後、2006年9月にクオンタムリープを設立。大企業の変革支援やベンチャー企業の育成支援などの活動を行う。NPO法人アジア・イノベーターズ・イニシアティブ理事長。

 

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