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2023.2.22
なぜ日本はEVで世界に後れを取ってしまったのか?『EVショック』
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キーワード: 自動車 電気自動車 EV EVシフト 経済 国際 トレンド
世界中で様変わりする自動車業界地図
世界ではいま、内燃機関車(ガソリン車)から完全電気自動車への移行「EVシフト」が爆速で進行しています。
EVシフトとは内燃機関車から電気自動車への移行のことです。
ヨーロッパのEV普及率は、EU全体では15%、ノルウェーではなんと80%にものぼります。
米国ではEV最大手テスラ社のセダン「モデル3」の販売台数が、ドイツ車御三家(メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ)のライバル車を抜き去りトップに。
隣国の中国では、続々と新規参入のEVスタートアップが誕生し、個性的なEVを発売、2023年にはついに日本に上陸します。
一方、2010年に日産が世界初のEV車リーフを発売し、チャデモという充電インフラを構築するなど、世界をリードしていた日本のEV普及率は、現在わずか1%。
【これがEV後進国ニッポンのヤバイ現実!】
■ 日本の急速充電器は40kw級がスタンダードだが、海外の急速充電器のスタンダードはその8倍の350kw。
■ 世界に先駆け充電規格「チャデモ」を開発し、普及させた日本。ところが海外はチャデモを見切り、独自規格の採用を始めている。
■ 日産の新型EV「アリア」は130kwの充電性能を持つのに、その能力に見合う急速充電器は日本には存在しない。
■ 一部の投資会社が2040年にトヨタの販売台数は半分以下になると予測。
自動車大国ニッポンは、かつての携帯電話や家電製品のように、このまま衰退し続けてしまうのでしょうか。
«現在、自動車産業は100年に1度といわれる大きな変革期を迎えています。
「CASE」というワードに象徴される4つの変革、Cのコネクティッド(車内ネット環境・車載システムアップデート)、Aのオートノマス(自動運転)、Sのシェアリング(カーシェアリング)、Eのエレクトリック(電動化)の各分野で新たな開発が始まっています。
本書ではその4つの変革の中でもEの電動化、すなわち電気自動車について取り上げます。世界の主要国におけるEVの普及動向を紹介しながら、日本の電動化がどれほど遅れてしまっているのか。車を生産する力、そしてEVには欠かせないバッテリーやモーターを生産する力も有しているのに、なぜ日本がEVで世界から遅れを取ってしまっているのか、を考察していきます。»
(本書「はじめに」より)
自動車はEVにしか乗ったことがないという〝EVネイティブ〟の著者が、巻き返しを図る日本の課題と世界の現状をEVユーザー目線に立ちながらわかりやすく解説します。
さらに、2023年、著者オススメの最新EV購入ガイドも紹介!
今後、EVの購入を検討している方にとっても、有益な情報が盛りだくさんです。
〈目次〉
はじめに
第1章 世界で進む爆速のEVシフト
第2章 EV後進国ニッポン
第3章 チャデモという病
第4章 バッテリー調達戦争での敗北
第5章 日本人が知らないEV王者テスラ成功の秘密
第6章 2023年オススメEVの選び方
著/高橋 優
【著者プロフィール】
高橋優(たかはし・ゆう)
1996年、埼玉県生まれ。日本初のEV専門ジャーナリスト。2020年よりYouTubeチャンネル「EVネイティブ〝日本一わかりやすい電気自動車チャンネル〟」を運営。世界の最新EVニュースをわかりやすく解説している。新型EV情報はもちろん、充電インフラ、バッテリーの最新情報、国内外のEV事情など、深く、広く情報を網羅。同時に様々なEVの1000㎞チャレンジ、極寒車中泊など、EVの運用について体を張ってテスト。ユーザー目線の情報も数多く発信している。
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