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2022.12.15

衝突、別離、邂逅…国民的ロックバンドの知られざるエピソード満載!『あんときのRADWIMPS 人間開花編』

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キーワード: 音楽 エンターテインメント ロックバンド RADWIMPS ノンフィクション

衝突、別離、邂逅…国民的ロックバンドの知られざるエピソード満載!『あんときのRADWIMPS 人間開花編』

ひと時も同じ場所にはいられない。それがロックバンドであり、RADWIMPSなのだ──。

新海誠監督作品「君の名は。」「天気の子」「すずめの戸締り」の楽曲などで、時代を牽引する存在として注目を集めるRADWIMPS。

彼らのデビュー前からレコード会社担当として、ともに歩んできた著者の渡辺雅敏氏は、バンドが〝大人の知らない社会現象〟と呼ばれるほどの成功を収めてもこう思っていた。

「次のアルバムが最後になるかもしれない」

それほどまでに彼らは作品ごとにすべてを出し切り、その先が想像もつかない次元へと辿り着いてきたからだ。

2011年の東日本大震災という大きな喪失を境に、より旺盛な制作意欲を発揮し、次々と革新的な表現をものにしていく野田洋次郎。

一方、ドラム山口智史の持病悪化にともなう無期限活動休止により、バンドはついにこれまでとは決定的に違う姿となってメジャーデビュー10周年を迎えることに……。

 

«全ての思いを込めて、一人ずつに「お疲れ様」とハグをする。

ドラムセットは奥にあるから、少し遅れて帰ってくる智史ともハグをする。

そして智史の背中を見ながら僕は、楽屋への道を歩いていた。

ステージの袖から降りて観客から見えない場所に来た時、智史が突然「おお、おお」と喉の奥から嗚咽をもらし、膝を折って座り込んだ。

僕は、絶望を見たと思った。»

(本書「最後の夏フェス」より)

 

 

前作『あんときのRADWIMPS 「人生 出会い」編』は、カリスマ的人気を獲得したバンドの〝青春期〟を克明に記録したノンフィクションとして大好評を博した。

第2弾である本作『あんときのRADWIMPS 「人間開花」編』では、東日本大震災、ドラマー山口智史の無期限の活動休止という大きな喪失を経験したバンドが、野田氏の俳優デビューや企業との大型タイアップ、新海誠監督らとの出会いによって、大きく鮮やかに〝開花〟し、国民的な存在へと飛躍していく様を知られざるエピソードとともに描いている。

これは一つのロックバンドを巡るドラマでありながら、青年が他者との出会いや衝突、別離を繰り返すことで成熟へと向かっていく普遍的な物語でもある。

巻末にはベース武田祐介氏が本書のために書き下ろした特別寄稿を掲載!

 

«「ナベさんは本当によく覚えているなぁ……」

バンドメンバーの僕自身がこの本を読んでいる中、「あれ? そうだっけ?」「ああ、そうだそうだ」「そんなこともあったなぁ」を何度も何度も繰り返した。〈中略〉

実際僕が生きて見てきた景色とは別に、同じ時間軸にいる「ナベさんの目」を通して過去を見ることは、なんだか同じ映画を別々の登場人物の視点から見ているかのような体験だった。»

(本書「特別寄稿 武田祐介」より)

 

RADWIMPS公式会員制WEBサービス「ボクンチ」(https://bokunchi.radwimps.jp)で連載していた原稿に大幅な加筆修正を加えて書籍化。

 

『あんときのRADWIMPS 人間開花編』

著/渡辺雅敏 

 

【著者プロフィール】

渡辺雅敏(わたなべ・ただとし)

1990年から東芝EMI(現在はUNIVERSAL MUSIC JAPAN 内のEMI Records)に所属。RADWIMPSと出会い、メジャーデビュー以前から現在に至るまで共に歩んでおり、現在はRADWIMPSのレーベル「Muzinto Records」の代表取締役社長を兼務。著書としては本作が『あんときのRADWIMPS「人生 出会い」編』に続く2作目となる。

 

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