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2022.2.10
これからやってくる資産バブル時代の指南書として話題沸騰!!『バブル再び 日経平均株価が4万円を超える日』
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キーワード: 経済 マネー 金融 不動産 バブル ビジネス
足元のマーケットが乱高下する今、「史上最大の資産バブル」を予測する理由とは?
2020年3月、コロナ・ショックで、歴史的大暴落を見せた株式市場。
ただ、その後株価は急速に回復し、日経平均株価は一時、バブル期以降最高値となる3万円台に到達しました。
景気がそれほど良くなっているわけでもない中での株高に対し、違和感を覚えた人も多そうですが、著者・長嶋修さんは本書の中で「日経平均株価の上昇は、まだまだこんなものでは終わらない」と指摘します。
長嶋さんは不動産コンサルタントであり、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを手掛けるさくら事務所の創業者(現会長)。
その肩書からも分かるとおり、元々は不動産の専門家ですが、国内外の政治経済や金融市場にも精通しています。
不動産市場は政治経済、金融市場の動きと密接な関わりがあり、近視眼的にならず、それら全体を俯瞰して眺めることが必要とされるからです。
長年にわたって不動産市場をウォッチし続ける中で、政治経済、金融市場の分析を続けてきた長嶋さんは、コロナ・ショックで株式市場が総悲観ムードとなる中で「株高」を予言(その後、予言は見事的中)するなど、その見立ての的確さに定評があります。
本書で長嶋さんが指摘しているのは、近い将来、1990年に日本を席巻したバブルを超える巨大な「資産バブル」が発生するということ。
日米欧を中心に大規模金融緩和が行われたため世界的にマネーの総量がかつてないほど膨張していることを背景として、マネーが投資先を求めて安定、割安な日本に流入。
日経平均株価は4万円をはるかに超え、都市部の不動産をはじめとするあらゆる資産の価格が、一段と上昇する可能性が高い、としています。
2022年は米国の金利引き上げなどの影響で、株価が急落する局面も予想されていますが、長嶋さんは「一時的なものに過ぎない」と見ています。
あり余るマネーは、必ずどこかに流れ込んでいくものであり、金利が低い今、債券よりも株や不動産がターゲットになるのは自然の成り行きです。
ただ、1990年のバブルと異なるのは、東京の一等地の不動産が局地的に値上がりする一方、郊外の不動産は相変わらず値崩れが続いていくと予測。
今後は、資産バブルの恩恵を受ける人と、そうでない人との間で格差がますます広がり、1990年のバブルのときのように、日本全体が浮かれ騒ぐようなムードは生まれないだろう、と長嶋さんは見通しをつけています。
なお、これは実体の伴わないバブルなので、いずれ必ず弾けるときが来ます。
バブルが弾けた先にあるのは「大きな時代の転換期」であり、具体的には現行の金融システムの破綻とリセット。
それに伴って、社会が激変期に突入するであろうことも、本書では記されています。
«本書は便宜的に「バブル経済」を切り口としつつ、バブルをきっかけに訪れる来るべき社会がどのように変化するのか、私たちはそれにどう向き合えばいいかといったことについて考察をしていきたいと思います。»
(本書「はじめに」より)
「投資ブーム」「不動産が値上がり」といったニュースを耳にすると、「よくわからないけど、株を買ったほうがいいのか」「なるべく早くマイホームを買うべき?」などと、焦りがつのってしまうこともあるかもしれません。
しかし、大きなお金を動かすときは、今起こっていること、これから起ころうとしていることを調べ、己の行動を慎重に検討する必要があるでしょう。
そんな投資に関心がある人や、日本や世界経済の行く末に不安を持つ人などにとって、役立つ情報が詰まった一冊です。
〈目次〉
はじめに
第1章 史上最大のバブルがやってくる
第2章 バブルで変わる日本の不動産市場
第3章 世界から大量のマネーが流入する日本
第4章 90年バブルはどうして発生したのか
第5章 金融グレート・リセット
第6章 様変わりする世界情勢
第7章 激変する時代の投資戦略
おわりに
著/長嶋 修
長嶋修氏と直接トークができるなど、購入特典盛りだくさんの『バブル再び』特設サイトはこちら▶▶▶https://www.sakurajimusyo.com/bubbleagain-book/ 本書の序文も読めます!!
【著者プロフィール】
長嶋 修(ながしま・おさむ)
1967年、東京都生まれ。不動産コンサルタント、さくら事務所創業者・会長。不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買の業務全般を経験後、1999年にさくら事務所を設立。〝第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント〟の第一人者として活動する。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。2008年にはホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度を目指し、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任する。メディア出演や講演、出版・執筆活動も精力的に手掛け、『100年マンション』『不動産格差』(日経新聞出版)など著書多数。2019年に始めたYouTubeチャンネル『長嶋修の不動産経済の展開を読む』(現在は『長嶋修の日本と世界を読む』 に改題)では、不動産だけではなく、国内外の政治経済、金融、歴史などについても解説。広範な知識と深い洞察に基づいた的確な見立てが注目を集めている。
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