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2020.6.13
レジ袋有料化で気になる海の環境問題を美しい絵本で伝える。『プラスチックのうみ』
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キーワード: 絵本 環境問題 プラスチックごみ 海
プラスチックのうみは他人事じゃない!
小学5年生の男の子が日本語に翻訳。
2020年7月1日からローソン、セブン-イレブン、ファミリーマートの大手コンビニ3社がレジ袋を有料化すると発表しました(大手スーパーやドラッグストアなどの多くは既に導入済み)。
日本政府が義務付けるプラスチック製買物袋の有料化に対応したものです。
プラスチックごみは世界中で大きな問題になっており、昨年6月のG20大阪サミットで、各国が2050年までに、「海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指す」というビジョンを共有。
今回の取り組みが環境改善にどれだけ役立つか注目が集まっています。
では、いったい海洋プラスチックごみのなにが問題なのでしょうか。
プラスチックは、いろいろな形の製品を安く作ることができるため、1950年代ごろから、急速に普及してきました。
しかし、入口の生産が便利なのとは裏腹に、出口である処分の際、大きな問題をはらんでいます。
自然界に出てしまったプラスチックごみは、紫外線や水にさらされて小さな粒(マイクロプラスチック)になっていきますが、植物のように微生物に分解されて自然に還ることなく、半永久的に存在するのです。
近年、海洋プラスチックごみの問題に対する関心が急速に高まった理由のひとつは、このマイクロプラスチックにあります。
世界中の海に漂う無数のマイクロプラスチック。
これを魚などが飲み込むと、食物連鎖をとおしてさまざまな動物に取り込まれるのはもちろんのこと、人間の体内にも入ってくるのです。
こうなってくると、もう他人事ではありません。
しかも、日本はアメリカに次ぎ、世界で2番目にプラスチックごみを出しています。

この絵本では、「人間が出したプラスチックごみが、どのように海を汚し、生き物に影響を及ぼしているのか?」「きれいな海を取り戻すにはどうしたらいいのか?」。
美しいイラストと分かりやすい言葉で伝えます。
日本語訳には環境問題に関心をもつ小学生5年生の男の子が参加しました。
巻末では、さまざまな角度から「プラスチック海洋汚染」や「今わたしたちができること」について解説。
地球環境について親子で考えるきっかけになる一冊です。
作/ミシェル・ロード 絵/ジュリア・ブラットマン 訳/川上拓土 監修/磯辺篤彦
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