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2019.9.12
きらめく体験がつまった玉手箱!『ジョージカックルのWELL WELL WELL スローでメローな人生論』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
「人生で大事なことは旅が教えてくれた」
DJ、サーファー、旅人のジョージが伝えたい
絶対に必要ではないけれど、大切にしたい生きるコツ
InterFMや湘南ビーチFMなどで活躍する鎌倉在住の人気DJジョージカックル(1956年生まれ)。
日本舞踊の師匠である母と、軍関係の仕事を務めるヨットマンの父をもち、幼少時代を日本・テキサス・韓国で過ごした彼は、学生時代に新宿2丁目でアルバイトをしながらお金を貯め、放浪の旅へ。
型にはまらない生き方で、世界を味わいつくしてきたジョージの〝体験〟には、愉快な発見と感動がつまっています。
‹‹経験てすごいね。当然だけど、人を変える。どんな小さいことだって、人を変えていく。それを成長に変えていくのは自分だ。経験は気持ちの持ち方しだいで、人を左右する。いつもポジティブでいよう。
ボクは今、ラジオパーソナリティをやっているけど、最初の仕事は新宿2丁目の水商売。机の上の勉強より、実践的だ。そこで出会った人からいろんなことを吸収して、様々な人や仕事につながり、今のボクがあるんだ。クルマのメカニックや海水温度の研究者、カウボーイ、リサイクル店のマネージャー、テレビ撮影のコーディネイター、音楽プロデューサー、まだまだいろいろやったけど、ボクには今でもやりたいことがいっぱいある。たとえばレコードバーを開くこと。朝はオムレツ屋さんをやること。小説を書くこと。スペインやメキシコへ行くこと。どれもボクの中では現実的なことだ。人に会うこと、いろいろなところへ行くこと、すべてに発見があるから、楽しみだ。ボクは人を楽しませるのが大好きだから、余計にそう思うのかな。こうやって、ボクの人生はまだまだ続いていく。楽しみだな。››
世界を旅し、波に乗り、たくさんの人に出会い、数々の仕事を経験し遭遇した、思いがけないエピソードや、案外ためになるかもしれない教訓を、スローでメローな語り口でまとめました。
その中には、ある世界的ロックバンドやアーティストとの邂逅も・・・。
‹‹ボクが大好きなハワイのラハイナという村に、
もっともお気に入りのサーフポイントがある。
ボクが22歳のころ、
そこである青年に出会った。
彼はサーフィンがうまかった。
サーフポイントには、ボクと彼だけ。
名前を訊くと、「クリス」と言った。
ボクたちは暗くなるまでサーフィンをした。
彼は絵も描いていて、絵の話でも盛りあがった。
そのとき、ボクはうれしかった。
大好きな自然の中で、
好きな話ができる友だちにめぐり逢ったからだ。
そのあと、ボクたちは分かれて、連絡を取り合うこともなかった。
でも、その後、びっくりする再会を果たす。
クリスチャン・ラッセンのギャラリーを覗いたら
絵の横に本人の写真があった。››
生涯旅人のジョージだからこそ語れる、人生に絶対必要ではないけれど、大切にしたい生きるコツ。
読めば毎日が軽やかになるエッセイ集です。
カバーイラストは人気イラスレーター花井祐介氏が手がけました。
著/GeorgeCockle
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