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2019.4.28
絢爛たる金と色彩とエロスを原寸で!『クリムト原寸美術館 100% KLIMT!』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
「ウィーンはクリムトによってウィーンとなった」
世紀末のウィーンに現れ、ひたすら美しいものを愛し、絢爛豪華な作風で美術界を代表する画家となったグスタフ・クリムト(1862-1918)。
その絢爛たる金と色彩を原寸図版で!
クリムトの代表的な作品をテーマごとに紹介し、わかりやすい作品解説と共にすべての作品の見どころをお届けします。
《接吻》など、いわゆる「黄金様式」の作品や、鮮やかな色彩をふんだんに使った作品はもちろんのこと、妖艶なエロスとどこか死の匂いを感じさせる《希望Ⅱ》《死と生》、風景画や肖像画も多数収録しました。
サイズの大きな作品が多いクリムトの場合、原寸図版は大変迫力があり、見応え満点!
監修は「クリムト展」の監修者でもある千足伸行・成城大学名誉教授です。
‹‹今日、ウィーンを「美術の都」と呼びうるとすれば、それはひとえにクリムトと、彼が会長を務めた分離派あってのことである。イタリア・バロックの天才彫刻家・建築家のベルニーニは「ローマのために生まれ、ローマは彼によって作られた」というが、「クリムトはウィーンのために生まれ、ウィーンはクリムトによってウィーンとなった」と言っても過言ではない。無論、建築家でも彫刻家でもなかったクリムトにはベルニーニに匹敵するようなモニュメンタルな作品はないが、「酒、女、歌」を何よりも愛するウィーン子の精神はクリムトにも生きている。››(INTRODUCTION「世紀末のデイ・ドリーマー」より)
2019年4月、クリムトに関する下記2つの大きな展覧会が東京で開催されます。
・「クリムト展 ウィーンと日本 1900」(4/23~7/10東京都美術館、その後、愛知・豊田市美術館に巡回)
・「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」(4/24~8/5 国立新美術館、その後、大阪・国立国際美術館に巡回)
本書は、これらの展覧会に出かける前の予習にも最適。
原寸図版と丁寧な解説を読んで注目ポイントがわかっていると、展覧会で実物を鑑賞するのが何倍も楽しくなります!
監/千足伸行
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