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2019.3.25

いつか国宝になる(なってほしい)日本美術の傑作が集結!『未来の国宝・MY国宝』

いつか国宝になる(なってほしい)日本美術の傑作が集結!『未来の国宝・MY国宝』

縄文土器から会田誠まで、熱い思いを込めて独自の視点で解説!

国宝とは・・・・・・昭和25年(1950)に施行された文化財保護法にこう定められています。

「重要文化財のうち世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝たるものを国宝に指定」すると。

本書は、2017年から2018年にかけて刊行されたウイークリーブック「週刊 ニッポンの国宝100」の人気連載「未来の国宝・MY国宝」をもとに加筆し、コラムや作者略伝、年表等を加えて1冊にまとめたものです。

 

‹‹さて、これからとりあげる作品のうち、「日月山水図屏風」に続いて、「未来の国宝」となるものがどれほどあるだろうか。また「MY国宝」は少なくとも私が生きている間に国宝に指定されるものはまずないだろうが、22世紀になれば「国宝」に指定されることもあるかもしれない、と思っている。たとえば、私にとってとびきりの「MY国宝」である、つげ義春「ねじ式」の原画なんかも・・・・・・。マジで。

さて、読者のみなさんはどう思われるだろうか。私が本書で示す「未来の国宝・MY国宝

」への思い入れと、それぞれの審美眼を照らし合わせていただいて、「そうだよな!」とか「それはないだろう・・・・・・」とか、ツッコミを入れながら読んでいただければ幸いである。››(本書「はじめに」より)

 

「未来の国宝」――遠くない将来、国宝に指定されるに違いない作品。

「MY国宝」――山下先生にとって思い入れが強く、22世紀には国宝になってほしいと願う作品。

そして、海外に流失した作品のなかから、国内に留まっていたら間違いなく国宝に指定されていたと思われる作品も加えました。

 

「週刊 ニッポンの国宝100」の連載第1回でとりあげ、2018年、本当に国宝に指定された「日月山水図屏風」(金剛寺蔵)も収載しています。

掲載作品はすべて時代順。

約5000年前の縄文土器から会田誠など現代美術まで、山下先生が選び抜きました。

 

‹‹「国宝バブル」の状況に巻き込まれて、ともかく、日本人はつくづく「格付け」に弱いんだな、とあらためて思った。考えてみれば、「世界遺産」という格付けをこんなにありがたがっているのは、日本人だけではないか。このことについて欧米の友人と話したことがあるが、そもそも彼らは「世界遺産」という制度があることすら知らなかった。

<中略>

さて、本書の母体となった「週刊 ニッポンの国宝 100」も、そんな国宝バブルの産物かもしれないが、私はこの「国宝」を紹介する機会を逆手にとって、「国宝ではないもの」を50回にわたって紹介することにしたのである。本書を通じて、一般の読者がその真意をいくばくかでもわかってもらえれば嬉しい。そして、若い研究者が今後、日本美術史をアップデートするための刺激となれば、なおさら嬉しい。››(本書「あとがき――日本美術史をアップデートするために」より)

 

絵画、彫刻、工芸、マンガの原画など、いつか国宝になるかもしれない名作やユニークな傑作が、オールカラーの大きく美しい図版でたっぷりと楽しめます。

 

☆ 現在、本書の著者・山下裕二先生が監修を務める展覧会「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」が東京都美術館(上野)で開催中(2019年2月9日~4月7日)!本書掲載の作品も出品されています。

 

『未来の国宝・MY国宝』

著/山下裕二

 

〈目次〉

はじめに 元「切手少年」が語る、そもそも「国宝」とは?

祝 2018年国宝指定! 日月山水図屏風

 

第1章 縄文時代から桃山時代まで

深鉢形土器

埴輪 見返りの鹿

宝誌和尚立像

吉備大臣入唐絵巻

雪村/龍虎図屏風 ほか

 

第2章 江戸時代         

俵屋宗達/松島図屏風

狩野山雪/雪汀水禽図屏風

岩佐又兵衛/山中常盤物語絵巻

伊藤若冲/動植綵絵

曾我蕭白/群仙図屏風

長沢芦雪/虎図襖

円山応挙/松に孔雀図襖

鈴木其一/夏秋渓流図屏風 ほか

 

第3章 明治時代から現在まで

河鍋暁斎/新富座妖怪引幕

高橋由一/豆腐

並河靖之/桜花に蝶図皿

鏑木清方/一葉女史の墓

つげ義春/ねじ式

岡本太郎/太陽の塔

会田誠/紐育空爆之図(戦争画RETURNS)

村上隆/五百羅漢図 ほか

 

あとがき 日本美術史をアップデートするために

作者略伝

「未来の国宝・MY国宝」掲載作品関連年表

 

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