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2019.4.14
「満たされなさ」を抱えているあなたに!『マスターからの手紙 超訳「老子道徳経」』
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「過去」も「未来」も手放せば、ほら、愛と安堵だけが残る
2500年前、古代中国。
東洋哲学の巨人・老子が「道(タオ)」という究極の教えを説いた「道徳経」全81章。
老子の正体については謎に包まれているが、その言葉は現在もなお語り継がれ、多くの訳者・作家の筆によって幾度も書籍化されてきました。
老子がいまだに世界中で大きな影響を与えているのは、いつの世も人間が「満たされなさ」を抱えて生きているからです。
「人の幸せの本質を伝える」老子の言葉を、新時代のスピリチュアリストとして独特な言葉を紡ぐ雲黒斎が、可能なかぎり、わかりやすく「超訳」!
‹‹たくさんの方々に、老子の魅力を知って欲しい。そして、その言葉の先に示された世界に触れてみて欲しい。そんな思いから、できるだけやさしく、楽しんで読み進めていただけるよう言葉を選びながら意訳を進めました。
「知る者は言わず、言う者は知らず」
「優れた弁舌ほど、口数が少ない」
そういう老子の言葉通り、原本はわずか五千数百字で綴られています。
そこに、僕のような門外漢が新たに言葉を付け足していくことは、無粋なようにも感じましたが、あえて本文にはない補足となるような文章をところどころ入れさせていただいております。
もちろん、できるだけ原文に沿う形で意訳を進めたつもりではありますが、ここに綴らせていただいた意訳も、あくまで「僕の解釈」を通して読んだ世界にすぎません。
もしも、本書を通じて、老子の世界にご興味をお寄せくださいましたなら、他の訳書などとも比較しながら、彼が示した「言葉の先」を見つけていただければと思います。››(著者「あとがき」より)
「自分」と「対象」に〝境〟をつくり、識別したものを比較し、その一方だけに価値をおいたり、選びとろうとするから、「満たされなさ」が生まれる。
‹‹タオの本質に触れたいなら、そして、そこを生きるのなら、「自分」という個別の感覚が、ある種の錯覚として生じていることを見抜くんだ。
あるがまま、森羅万象の流れに身を預けてごらん。
「解釈の現実」ではなく、「あるがままの現実」を生きるんだ。
その中で、自ずとタオは明らかになっていく。
現実に疲れたのなら、本当の幸せ、本当の自由、本当の愛が流れる、タオの世界に帰っておいで。››(「本文」より)
老子訳史上、最高に優しい言葉で綴る「老子=マスター」からの手紙。
「満たされない」あなたの心を癒やす力に満ちた一冊です。
著/雲 黒斎
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