お知らせ

2019.3.20

【入門!ガクモン】「宇宙物理学」で〝世界を把握しようともがく営み〟『宇宙を生きる』

【入門!ガクモン】「宇宙物理学」で〝世界を把握しようともがく営み〟『宇宙を生きる』

「学問は決して単なる有用な知識の集合体ではなく、この混沌とした宇宙に投げ込まれた人生を、より生きやすく、豊かなものにしてくれるものだと思います」

 

人気大学教授の熱烈特別講義シリーズ「入門! ガクモン」が誕生しました!

新進気鋭の学者が「学問ってナニ?」について語ります。

『宇宙を生きる』の著者は、太陽が専門の宇宙物理学者・磯部洋明氏です。

2009年文部科学大臣表彰・若手科学者賞受賞。

ケンブリッジ大学客員研究員→京都大学宇宙総合学研究ユニット特定准教授→京都大准教授を経た磯部洋明は、「物理学」で〝世界を把握しようともがく営み〟を続けています。

 

宇宙といえば――――

 

地球外生命体は存在するのか?

人間が住めそうな星はあるのか?

宇宙開発って何が行われている?

未来の宇宙や地球はどうなっている?

など

 

多くの謎や無限の可能性について知りたくなりますが・・・・・

 

‹‹本書の目的は、宇宙の成り立ちや、宇宙で起きている様々な現象について解説することではありません。まだ分かっていないことの多い最先端の研究について紹介することでもありません(それに最先端の研究はすぐに最先端でなくなってしまいます)。宇宙を研究するということが一体どういう営みなのかを考え直し、それを通して「学問とは何であるか」という本シリーズに共通の問いについて考えることが目的です。私自身が関わった研究を例に出しながら話を進めますので、本書に書いてあることが宇宙研究全体に当てはまるわけではないことはお断りしておきたいと思います。››

 

宇宙の研究というとロマンあふれるキラキラした世界のように思われるが、それがすべてではないそう。

 

‹‹地球以外の天体に移住したり生命そのものを改変したりといった、自分たちの生のあり方自体を技術的に変えてしまうことが工学的研究によって現実味を帯びてくると、そもそも私たちはどのような社会を作り、どのように生きたいのか、という問いを根底から考え直す必要が出てきます。

ここで、人間にとっての意味や価値といった問題も取り扱う人文科学や社会科学が登場することになります。

宇宙の研究は、今や自然科学以外の領域にも広がっているのです。››

 

こちらが本書の目次になります。

 

〈目次〉

第1章 宇宙を研究するということ

「宇宙」に関係した研究分野

太陽はどんな星?

コロナ加熱問題

コロナはなぜ不思議なのか?

何を明らかにしたら問題解決?

何が重要な問題なのか?

 

第2章 物理学を使って世界を理解するということ

自然法則を見つけようとする物理学

法則が分かれば世界が分かる?

黒点が出現するメカニズムを理解する

もう少し深く理解してみる

重箱の隅?

太陽フレア

宇宙天気予報:太陽研究への社会的要請

役に立つ研究とそうでもない研究

歴史学と天文学

 

第3章 コスモスからカオスへ

異世界としての宇宙

ビッグバンから人間まで

この先どうなるのか?

宇宙における生命の遠未来

フリーマン・ダイソンについて

トランス・サイエンス問題

学際的研究への挑戦

宇宙人類学と宇宙倫理学

宇宙開発利用の現在

誰が何のために宇宙へ行くのか?

宇宙へ行くことの文化的なインパクト

生命と人間の改変

アルキメデスの視点

私たちは観察者ではなく、宇宙のドラマの俳優である

グロテスクな希望

 

第4章 学問と生きる

長島愛生園

対談 宮野公樹×磯部洋明

参考文献

 

最終章では、「入門! ガクモン」シリーズ同時刊行となる「学問からの手紙」の著者・宮野公樹との対談を収録しています。

こちらはその一部です。

 

‹‹磯部 学問をする時の姿勢として、完璧にはあり得なくてもできる限り客観性を追求するのは大事だと僕は思います。客観性っていうのを正しさの保証みたいにとると、宮野さんが言うようにそんなん厳密には無理やろってなるかもしれないけれど、複数の人が何かについてできるだけ共通の理解を探ろうとする時のスタート地点としては大事ですよね。もちろんそれがとても難しいことだということは知っておかないといけないけど。

 

宮野 そう思う。先にも言ったけど、自分が今何をしようとしてて、それは何をしていることになるのか、という目が必要やねん。その有無が研究と学問の分かれ目だと思ってる。

 

磯部 宮野さんとは、学問って結局は生き方やん? ってところでは似ているけど、宮野さんはより個人の内省的なことに重きを置いていて、僕のほうはそれについて他者とどう話すか、みたいなことをより気にしてる気がします。学問観に人生観が表れてるのかもしれませんね。››

 

宇宙に関係する研究分野にはどんなものがあるのか?

研究というものが、どのように前に進んでいくのか?

本書は「宇宙」、そして「学問」の入門書として、全分野の初学者におすすめです!!

 

『宇宙を生きる

世界を把握しようともがく営み』

著/磯部洋明

 

★こちらもオススメ!

人気教授が伝える「時代に流されない思考」『学問からの手紙』

宇宙は何色?どんな匂い?アインシュタインもビックリ!『地球一やさしい宇宙の話』

文系でもわかる世界一やさしい「量子力学」『先生、それって「量子」の仕業ですか?』

哲人経営者が、その磨き方を教えます。『本物の思考力』早くも重版決定!

「今のような学校教育はいらない」。落合陽一による話題のゼロヒャク教科書!『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書』

関連リンク