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2018.10.27
文学界騒然の中学生作家待望の第2弾小説!『14歳、明日の時間割』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
現役中学生作家がまっすぐに問いかける「生きる」ということ
2017年10月、鈴木るりかさん14歳の誕生日に刊行したデビュー作「さよなら、田中さん」。
新人小説家のデビュー作としては異例の10万部を突破し、大ヒットベストセラー小説になりました!!
道尾秀介さんからは「書いた人の年齢なんて関係ない。面白いものは面白い。読めてよかった」。
俵万智さんからは「素晴らしすぎる。私たちが同時代に鈴木るりかという作家を得たこと。これは事件だし僥倖だし大きな希望なのです」など。
各方面から絶賛のコメント多数。
そして、いよいよ世間を騒然とさせた現役中学生作家の、第二弾書き下ろし小説登場です。
「さよなら、田中さん」の続編希望の声が多い中、「これだけ、と思われたくないのでまったく違う作品を書きます」と始まった挑戦。
何度もハードルの高い宿題、改稿を乗り越えたあげく、彼女でしか書き得ない、珠玉の短編集が誕生しました。
今回の舞台は、中学校。
短編小説を学校の時間割に見立て、7つの物語が展開されます。
<1時間目 国語>
短編小説が入賞。
作家となった少女への国語の先生のお願いとは。
半分は私小説を思わせる作品。
<2時間目 家庭科>
家庭科を得意とする少年が抱える事情と、見守る少女の想い。
思わずキュン涙必至です。
<3時間目 数学>
都会への転校を前に、孤独感に苛まれる少年の再生物語。
少年の孤独と不安を癒やしたのは・・・・・・。
<4時間目 道徳>
ダメな大人たちに囲まれた少年のピュアな成長ダイアリー。
中学生目線の鋭い大人描写が胸に迫ります。
<昼休み>
孤独な少女の心の葛藤と青春。
ヒリヒリした中学生ならではの複雑な感情に、誰もが共感を覚える一編。
<5・6時間目 体育>
体育が大の苦手な少女が決意した大きな挑戦と努力。
彼女の周りの人々の生き様と「生きる」ことへの希望。
<放課後>
夢を持ち続ける大人、先生の苦悩とリアルな心情。
大人はいつまで夢をみていいのか。
ますます進化!
ますます面白い!
全7編の短編で、鮮やかに現代人の苦悩、笑い、絆、友情、想いを生き生きと描写。
現代中学生の目を通して「生きる」ということについて大いに考えさせられます。
全世代、泣いて笑える、まっすぐに胸に迫る青春群像小説です。
装画は大人気の矢部太郎さん(カラテカ)。
☆ 鈴木るりかさん本人からコメントが届いています。
大人たちは「学校の勉強なんて社会に出たら何の役にも立たない」という反面「学校で習ったことはやはり大事。考える基礎になる」「もっと勉強をしておけばよかった」とも言う。
その真っ只中にいる私たちは・・・。
やっぱり勉強なんて好きじゃないし、やりたくない。
でもそれはテストや課題や、勉強させられるのが嫌なのであって、教科そのものって意外に面白い、のかも?
今作は、そんな「教科」をテーマにした連作短篇集で、舞台となっているのは中学校。
けれど子供のためだけに書いたのではありません。
アフタースクール、卒業して何十年の大人のかたにも、かつての自分が確かに過ごした日々のかけら、匂いを、感じていただけたら嬉しいです
青春期、その一歩手前の季節の焦燥と孤独と不安と、一瞬のきらめきと憧憬。
これからそんなシーズンを迎える人、今まさにその中にいる人、既にその時を過ごされた人たちの心に届きますように・・・。
よろしくお願いします。
<2時間目 家庭科>を全文掲載した本書特設サイトはこちら▶▶▶https://www.shogakukan.co.jp/pr/rurika/
著/鈴木るりか
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