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2018.11.11

訪日外国人4000万人時代に、浅田次郎が世に問う「ニッポン再発見」小説!小学館文庫『わが心のジェニファー』

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訪日外国人4000万人時代に、浅田次郎が世に問う「ニッポン再発見」小説!小学館文庫『わが心のジェニファー』

これぞ旅の醍醐味!ロードノベルの金字塔

日本を訪れる外国人が毎年増加しています。

2018 年8 月の訪日外客数は、前年の同月より10 万人以上上回り、同月比4.1%増の257 万8 千人。

これで2018年の8 月までの累計は2,130 万9 千人となり、これまででもっとも速いペースで2,000 万人を超えました。

彼らの目から日本は、どのように見えているのでしょう?

浅田次郎が描く、米国人青年によるニッポン発見の旅!

 

日本嫌いな米海軍大将の祖父に厳しく育てられたアメリカ人青年ラリー。

ある日、ニューヨークの日本料理店で食事中、日本ツウの恋人・ジェニファーから驚きのミッションが課せられる。

「プロポーズの前に、日本を見てきてほしいの。休暇をとって、ひとりでゆっくりと」。

 

ジェニファー・オン・マイ・マインド。

物語は、恋人へのラブレター兼旅行記で進行していく。

行きの機内で、日本のエアラインの広さに驚き(実際には乗客が日本人だから広く感じていた)、成田空港でしょうゆとみその入り混じった臭いにおののき、ロケット発射技術なみの発明品・温水洗浄便座の洗礼を受け、京都では神秘の宿に感銘し、狭すぎるビジネスホテルにいつしか安息を覚えながら・・・日本を旅するラリー。

東京、京都、大阪、九州、釧路・・・はたして彼は、恋人ジェニファーと価値観を共有することができるのか・・・?

 

圧倒的な読み応えと感動!

頬をゆるめながら読み進めていた先にある、意外な結末が心地いい。

ラリーが語る日本の表現がとにかく面白く、彼が道中参考にする2冊のガイドブック「すばらしき日本」(ポジティブ・ガイド)&「日本無秩序旅行」(ネガティブ・ガイド)も爆笑ものです!

浅田次郎文学の新たな金字塔というべきロードノベル。

 

小学館文庫

『わが心のジェニファー』

著/浅田次郎

 

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