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2018.10.11

ようこそ、ちょっと不思議で、心底怖い中国の旅へ。行ってはいけない!?『さいはての中国』

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ようこそ、ちょっと不思議で、心底怖い中国の旅へ。行ってはいけない!?『さいはての中国』

ディープな中国に潜入取材!

天安門事件の〝その後〟を描いた「八九六四」が各紙で大絶賛された安田峰俊氏による最新作。

未知なる中国を探し続ける著者が選んだ次なるテーマは――――

行ってはいけない!?

「さいはての中国」。

 

・アジアのシリコンバレー・深圳をさまようネトゲ廃人

・広州に出現したアフリカ人村

・内モンゴルの超弩級ゴーストタウン

・謎のゆるキャラ勢揃いの共産党テーマパーク

・日本や東南アジアに存在するチャイナタウン

・カナダ・トロントで日本の戦争反対を糾弾する組織etc.

 

現代中国を炙り出す弾丸ルポルタージュ11連発!!

 

‹‹書中のトピックには、深圳のネトゲ廃人や北米の「反日」華人組織など、大手メディアではあまり大きく取り上げられないであろう、マニアックな話題も多い。

ただ、話題はマニアックでも、本書はマニア向けに書いた本ではない。むしろ筆者としては、日常生活で中国との接点がそれほど多くない人に、きっと一生見ることがない世界を気軽に体験してもらおうと考えて書いたつもりである。

近年は中国企業の勢いを評価して中国を見直す人もいるらしいが、大多数の一般的な日本人の間における中国は、政治的に不自由で「反日」的で、環境汚染がひどくて食品が不衛生的なひどい国、という最悪のイメージが確立している。

「安田さん、はやく中国に行かないで済むようになればいいのにね」

私はときに、こうした思いやりに溢れた言葉をかけられることすらある。私が借金のカタか罰ゲームかなにかで、わざわざ中国に行かされるようなひどい仕事を割り当てられていると勘違いする人もいるわけなのだ。

当世の日本人にとっての中国はかくも「行ってはいけない」国らしい。だが、中国の国家イメージが極端に悪いことと、実際に現地に行って「つまらない」ことはイコールではない。私は自分が面白いから、望んで中国へ取材に行ってばかりいるのだ。本書は、私がいかに変わった世界を見て奇想天外な事態に直面し、そこで何を考えたのかを読者に伝えてみたくて書いたものだ。››(本書「序章」より)

 

「さいはての中国」は、単純に地理的な辺境地帯だけを意味するのではなく、さまざまな理由から一般の観光客ではたどり着くことのできない、〝現代中国の未知の素顔〟を意味する言葉です。

「おわりに」では、取材の後日譚や余談を紹介!

ようこそ、ちょっと不思議で、心底怖い中国の旅へ。

 

〈目次〉

序章 中国人による中国人のためのチャイナタウン 埼玉県西川口

第1章 中国のシリコンバレーをさまようネトゲ廃人たち 広東省深セン市

第2章 10万人の黒人が住みつく「リトルアフリカ」に潜入 広東省広州市

第3「習近平の聖地」を巡礼してみた 陝西省富平県・延川県

―コラム― 中国共産党テーマパークで遊ぶ 湖北省武漢市

第4章 突如「新首都候補」にされた田舎町 河北省「雄安新区」

第5章 ゴーストタウン「鬼城」の住人たち 内モンゴル自治区

―コラム― 世界一のラブドール工場を見学 遼寧省大連市

第6章 日本の友好国が「赤い植民地」と化した カンボジア・プノンペン特別市

第7章 新「慰安婦博物館」と元「中国人慰安婦」の虚実 江蘇省南京市

第8章 カナダの「反日グランドマスター」に会う オンタリオ州トロント市

 

小学館新書

『さいはての中国』

著/安田峰俊

 

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