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2018.6.10

日本人が知らない日本の「億万長者」たちの立身出世物語!『戦前の大金持ち』

日本人が知らない日本の「億万長者」たちの立身出世物語!『戦前の大金持ち』

かつての日本にはジョブズやゲイツがゴロゴロいた!

戦前の日本にはジョブズやゲイツ並みの個性的でスケール感あふれる起業家がゴロゴロいました!

ライフネット生命の創業者であり、「世界史としての日本史」(共著)などの著書をもつなど、圧倒的な歴史の教養をもつ出口治明氏が案内人となり、歴史に埋もれた戦前の起業家たちの人物像を紹介していきます。

 

‹‹僕らは「日本」や「日本人」について語るとき、例えば「メザシの土光さん」(土光敏夫)のような質実剛健で素朴なエピソードを好むところがあります。我慢強く、和を大切にする勤勉な日本型の経営者――。一方でそれとよく対比されるのが、スティーブ・ジョブズのようなアメリカのシリコンバレーが生んだベンチャー起業家たちの姿でしょう。

しかし、そのようなイメージで語られる日本の経営者像は、戦後の高度経済成長期以降に作られたものだと思います。戦後の日本は一括採用と終身雇用、年功序列、そして定年という製造業の「工場モデル」に過剰適応し、その労働慣行が日本人の労働者像を作っていきました。経営者像も同じです。日本の社会全体が工場モデルに適応した結果、僕らはそれこそが伝統的な日本の企業や経営者のあり方だという「神話」を信じるようになったのです。

しかし、本書でこれから紹介していく七人の実業家の姿は、そうした従来の日本の経営者像を見事に裏切っていきます。何よりも僕自身が、彼らの人生を知るうちに、日本の実業家の歴史にも非常に豊かな世界があったことを実感しました。実は戦前の時代には近年のシリコンバレーのように、グーグルやアップルが出てくるような自由な雰囲気があったのではないか。明治から大正・昭和にかけてのある時期、資本主義が芽吹いていく時期の日本には、おそらく僕らが想像する以上に豪快な人物たちを生み出す気風があったのだろう、と。››

 

映画で稼いだ財を孫文の辛亥革命に捧げた梅谷庄吉、パリで800億円を散財して名を残した薩摩治郎八、武器商人から次々と新規事業を立ち上げ一大財閥を築いた大倉喜八郎、吉野杉を財として近代日本のパトロンとなった土倉正三郎、「売りのヤマタネ」といわれ相場の神様と称された山崎種二、真珠の養殖に成功した御木本幸吉、日本で最も美しい庭園をつくった足立全康・・・・・・彼らの豪快なカネの稼ぎ方・使い方を見ていると、今の日本のビジネス界がずいぶんとこじんまり見えてくるに違いありません。

 

<目次>

第一章〝革命プロデューサー〟梅谷庄吉

第二章〝放蕩王〟薩摩治郎八

第三章〝初もの喰い狂〟大倉喜八郎

第四章〝吉野の山林王〟土倉正三郎

第五章〝相場の神様〟山崎種二

第六章〝世界の真珠王〟御木本幸吉

最終章〝庭園日本一〟足立全康

 

夢を金に、金を夢に変えた、彼らの生き方に刺激を受けること間違いなし!

戦前の日本人はもっと自由に、のびのびとビジネスを楽しんでいたのです。

三井・三菱とも張り合った知られざる「億万長者」たちの型にはまらない発想力や行動力は、戦後のサラリーマン型経営が終わりを迎えた今こそ、ロールモデルとなるのではないでしょうか。

 

小学館新書

『戦前の大金持ち』

編/出口治明

 

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