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2018.4.4

神経質なことを悪いことだと決めつけていませんか?『悩む人ほど強くなる~ 神経質を喜べ~』

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神経質なことを悪いことだと決めつけていませんか?『悩む人ほど強くなる~ 神経質を喜べ~』

クヨクヨしていても大丈夫! そういう方こそ、幸せになれます。

「潔癖症」

「几帳面すぎる」

「クヨクヨしてそう」

〝神経質〟という言葉には負のイメージがつきまといがちです。

そういった世間のイメージに、親や恋人など周りの人から〝神経質〟と名指しされた人たちは、「細かすぎて煙たがられてないだろうか」と悩むことも多いでしょう。

本書は、そんな人に、人生の達人・モタさん(精神科医、随筆家として知られる故・斎藤茂太先生)が贈る、読むクスリです。

モタさんによると、「神経質であることを悪いことと頭から決めつけ、そのためにますます神経質になっている例が多い」そう。

悩みがあったり、神経質であったりすることこそ正常の証拠!

神経質のひとつである高所恐怖、尖端恐怖などの恐怖症も、高いところから落ちたり、刃物で傷ついたりしないための防衛本能であり、極端な言い方をするならば、本能として人間に神経質というものがあったために、人類は滅ぶことなく、今日まで生き続けたともいえるのです。

神経質を病的なものとして悩まず、むしろ、それを喜んで生活の中で生かすくらいのしぶとい姿勢が必要である、と著者は言います。

仕事に向いていない、友人がいない、好きな人に何を話せばいいかわからないなど、神経質を意識するケース、すなわち「自己」「対人関係」「異性関係」に関する、さまざまな悩みへの対処法をモタさんがアドバイス。

 

・ 自分がわからないで悩む人へ

・ なぜ生きているかわかない人へ

・ 一人ぼっちに耐えられない人へ

・ ドキドキして自分の意見が言えない人へ

・ 身長が低くて悩んでいる人へ

・ 眠れない人へ

・ 緊張すると尿意をもよおす人へ

・ 体臭が気になる人へ

・ なんで勉強するかわからない人へ

・ 自分の仕事の適性に疑問を感じる人へ

・ 働きがいのなさに悩む人へ

・ 友人が得られない人へ

・ 友人を信用できない人へ

「なぜ産んだのか」と言う子に悩む人へ

・ 兄弟の能力差に悩む人へ

・ 上司や同僚との対人関係に悩む人へ

・ 恋人ができなくて悩む人へ

・ 恋人の過去が気になる人へ

etc.・・・

 

具体的な悩みについて、今置かれている心の状況を分析し、気にしすぎないよう励まし、さらにポジティブに生きるためのヒントを詳しく解説しています。

モタさんの悩みに対するアドバイスは、精神医学に裏打ちされたものでありながら、明るくおおらか!

「こんなことで、うつうつとした気持ちにならなくてよかったんだ」と、悩む人の心をほぐします。

 

解説は精神科医の保坂隆さんです。

 

‹‹斎藤先生がこの本で言いたかったのは、悩みを持つこと自体は悪くなく、前向きにとらえてそれを生かしていこうということです。そういう部分を読み取っていただけたら、斎藤先生の後輩の精神科医としてうれしく思います。

生活のさまざまなシーンで、人がどんなことを感じ、どう反応するか、精神医学に基づいてこれだけ細かく書かれている本はめったに出会えないでしょう。

ぜひ最後まで読み進めてみてください。

最後に、本書の中から私が一番心に響いた言葉を記しておきましょう。

「自分が完全無欠であるなどと考えてはいけない。自分はまったく不完全で、何もかもこれから努力して、一つ一つを埋めていかなければならないと考えたほうがいい。それが人生をつくり、生きる知恵を生み出すのである」››

 

『悩む人ほど強くなる

神経質を喜べ』

著/斎藤茂太

 

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