お知らせ
2018.1.5
「人はなぜ〝美〟を追い求めるのか」。カリスマ料理家・辰巳芳子93歳〝美〟と〝いのち〟のヴィジュアル名言集。『辰巳芳子のことば 美といのちのために』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
「美」というものは、最も重要な「気づき」である
2002年、「いのちを支えるスープ」が40万部のベストセラーとなり、社会現象にまでなった料理家の辰巳芳子さん。
常に「食」と「いのち」に向き合い、さまざまな場面で提言を続けてきたカリスマ的料理家です。
その辰巳さんが、「日本の美」について語った「和樂」での人気連載「辰巳芳子さんと日本美を探して」をまとめ、さらに印象的な名言の数々を抽出!
写真家・小林庸浩さんの美しい写真とともに構成した、〝美〟と〝いのち〟のヴィジュアル名言集です。
‹‹私は常々、「美」というものは、最も重要な「気づき」であると考えてきました。その「気づき」に従って「美」を求めていくことで、人は生きやすくなる。そのように思っています。また、「美」を考えるとき、そこに「かしこさ」のようなものが必要だとも思っています。美意識は分析力によって磨きをかけてゆくものなのです。››(著者・「単行本刊行によせて」より)
何故私たちは今、日本美を大切にしなければならないのか――。
国際化とデジタル化が猛烈な勢いで進む現代社会にあって、何を大切に考えて生きてゆかなければならないのか――。
漆器や和紙などの工芸品、香道やきものなどの日本文化、白米や梅干しといった日本ならではの食材や料理、お箸をはじめとする料理道具などを通して、日本の自然、風土に根ざした「美」の意味を鋭く分析。
今年12月に93歳を迎える著者が、次世代の日本人に向けて渾身の思いを込めて語った〝金言〟の数々は、多忙な日々の暮らしの中で、豊かに生きるためのたくさんの〝気づき〟に満ちあふれています。
終章では、上智大学の竹内修一教授と「人はなぜ〝美〟を追い求めるか」について語り合った対談を収録。
入会希望者が後を絶たない「スープの会」に象徴されるように、辰巳芳子さんのファンは料理レシピだけではなく、〝生き方の指針〟を求めて辰巳さんの本を読み、辰巳さんの元に集います。
社会への提言を続けるカリスマ料理家による〝生き方本〟としても、多くの読者に手にとっていただきたい一冊です。
著/辰巳芳子 撮/小林庸浩
★こちらもオススメ!
・2017年 年間ベストセラー総合第1位は、佐藤愛子『九十歳。何がめでたい』に決定しました!!
・入れ歯なし、補聴器なし、物忘れなし。92歳現役日本料理研究家の体を培った『ばぁば 92年目の隠し味』
・「歳を取ったから偉いなんて、冗談じゃない」。日本画家・堀文子、99歳のメッセージ!『ひまわりは枯れてこそ実を結ぶ』
・俵万智が息子との時間を封じこめた子育て短歌エッセイ集。『ありがとうのかんづめ』
・これさえおさえれば、あなたも今日から野菜上手!『野菜のたのしみ~私の野菜料理133~』
関連リンク