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2017.2.10
ミドリムシが世界の食料、環境、エネルギー問題を解決する! 『僕はミドリムシで世界を救うことに決めた。』
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0.05ミリの生物に賭けた起業家の挑戦!
「ミドリムシ? そんなものがビジネスになるの?」
5億年前、地球に誕生したミドリムシは、
植物と動物両方の性質と、
59種の栄養素をもつハイブリッドな生物だ。
じつはこの0.05mmの生命体が
地球の救世主になる可能性があるのです!
食料問題は、植物・動物両方の栄養素で解決!
環境問題では、体内の葉緑素でCO2削減!
エネルギー問題には、光合成によりつくり出し、
体内に蓄えた油を精製してバイオ燃料に!
こんな小さな生物の大きな可能性に目をつけたのが、
本書の著者、出雲充。
1998年、東京大学在学中にバングラデシュを訪れた彼は、
深刻な貧困に衝撃を受けます。
「世界から飢餓をなくしたい」
そんな思いを胸に"魔法の食べ物"を探しはじめた出雲が着目したのが、
淡水ならば水たまりにでも発生するミドリムシだったのです。
「この世にくだらないものなんて、ない」
この生物のポテンシャルに魅了された出雲は
2005年にバイオベンチャー「ユーグレナ」を設立!
ミドリムシは美味しすぎて狙われやすい!
ところが、いきなりミドリムシの培養という
大きな困難が立ちはだかります。
ミドリムシの栄養価は、あらゆる微生物のなかでもトップレベル。
栄養があればあるほど、ほかの微生物に狙われやすい。
つまり、ミドリムシは美味しすぎて、食いつくされてしまうのです。
何度も培養に失敗した出雲。
彼を救ったのは、なんと「蚊取り線香」だった・・・?
さまざまな困難、挫折、逆風を乗り越え、
ついに世界初のミドリムシ大量培養に成功!
彼は2020年までに、ミドリムシ燃料による
ジェット機の離陸を目ざしています!
若き起業家の、不可能を可能にする情熱と奮闘の軌跡!
起業を目ざす人、何かにチャレンジ挑戦したい人
必読の書です!!
小学館新書
著/出雲充
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