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2017.2.10

注意すべきは「頻尿」より「残尿感」 『前立腺がんは怖くない――最先端治療の現場から』

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キーワード: ヘルスケア

注意すべきは「頻尿」より「残尿感」 『前立腺がんは怖くない――最先端治療の現場から』

そもそも「朝立ち」は

なぜ起こるのか?

 

高倉健、深作欣二、森喜朗、

渡邉恒雄、間寛平・・・

これら著名人をはじめ、

日本人男性の間で

急増する前立腺がん。

そんな現状にありながら、

前立腺とはなんなのか?

どうケアをしたらいいのか?

ほとんど知られていない。

 

前立腺治療の世界的権威、

東京慈恵会医科大学主任教授・

頴川晋(えがわしん)氏は、

前立腺が今まで語られてこなかったのは、

性的なものとみられていたことが

原因かもしれない、と推測します。

たとえば、「朝立ち」は医学的にみても、

不思議な現象なのに、

その原理をほとんどの人が

知らないのと同じ理由のではないか。

ちなみに、前立腺もペニスも臓器です。

どの臓器もそうですが、

血と酸素のめぐりが悪くなると、

その部分が「線維化」といって、

固くなってしまいます。

それを防ぐために

「朝立ち」は起こるのです。

また、加齢による「朝立ち」の減少は

問題ないと、穎川氏はいいます。

 

‹‹ペニスは、海綿体組織を伸びたり

縮ませたりすることで、

血を送り込んでいます。

つまり、定期的に勃起をしていないと、

臓器としておかしくなってしまう、

固まってしまうのです。

そこで、睡眠中に脳が指令を出し、

自動的に勃起させるという現象が起きます。

これがいわゆる「朝立ち」です。

脳の指令によって起こるので、

「レム睡眠」に朝立ちが起こります。

いわば、セルフメンテナンスを

行っているのです。

そうしたことを司る男性ホルモンなどが、

睡眠時の勃起をオートマチックに

コントロールしていますが、年齢とともに、

コントロール力は落ちていきます。

これが年をとると「朝立ち」回数が

減ってしまう理由のひとつです」

朝立ちが減少するもうひとつの理由は

「たるみ」です。年をとると、通常、

頬が落ちてきたり、肉が落ちたりします。

これが女性だと、乳房のたるみに

顕著にあらわれます。

当然、似たようなことが全身――

つまりペニスにも起こっています››

 

「勃起力」が弱まっていくのは、

ようは「たるんだ」ということ。

年齢変化のひとつなのです。

ただ、「朝立ち」の減少はわずかながら、

動脈硬化の可能性を含んでいるそう。

 

‹‹動脈硬化というと、脳や心臓など、

そうしたところを想像しがちですが、

これは血管の問題ですから、全身、

どこに起きてもおかしくありません。

つまり、「朝立ち」の減少は、

ペニスの中を通っている動脈が

動脈硬化によって細くなっていることが

原因の可能性があるのです››

 

50歳を過ぎて、

残尿感があったら、

即相談!

 

「朝立ち」の減少だけではなく、

男性の下半身には、

加齢とともにさまざまな変化が起こります。

「頻尿」もそのひとつですが、

著者は「残尿感」に注意! と警告します。

 

‹‹残尿の問題点は、

尿路感染症の原因になること、

そしてひいては腎臓に慢性的に

逆圧がかかることです。

バックプレッシャーがかかって、

腎臓の機能廃絶が起こり得ます。

最悪、腎不全で透析、

ということにもなります。

また、膀胱炎、尿道炎、前立腺炎などの

病気が原因であることもあり、膀胱がんや

膀胱結石、前立腺肥大症や前立腺がんが

隠れている可能性も考えられます››

 

もし50歳を過ぎて、

残尿感があったならば、

即相談! 速やかに

専門医に相談しましょう。

 

『前立腺がんは怖くない

――最先端治療の現場から』では、

「朝立ち」「頻尿」「残尿感」・・・

男性の下半身にまつわる

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