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2017.1.20

ドナルド・トランプにインタビューしたが教養も品格もなかった・・・『そして、アメリカは消える』

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キーワード: ドナルド・トランプ 国際 アメリカ ロシア 中国

ドナルド・トランプにインタビューしたが教養も品格もなかった・・・『そして、アメリカは消える』

トランプによって

アメリカは消える?

 

 1月20日、ついに

ドナルド・トランプが

アメリカ合衆国大統領に就任。

 

『そして、アメリカは消える』!

 

アメリカを「第2の故郷」だといい、

アメリカに関する数々の書籍を出してきた

国際ジャーナリストの落合信彦氏は、

「アメリカを愛する私にとっては

いささか残念だが、それこそが

あの国の置かれている現状だ」

と分析します。

 

‹‹アメリカの大統領は

世界で一番強力な男と言われたが、

それは過去のことで、

レーガンやケネディが

大統領の時の話だ。

レーガンはソ連を崩壊させたし、

ケネディはベルリン危機と

キューバ危機に際して

一発の弾も撃たずに

フルシチョフを説得して

世界を滅亡寸前から救った。

ケネディ時代のアメリカで勉強し、

その後も住んでいた私にとって

アメリカは夢と希望と

本当の自由がある国だった。

人々は明るく、親切で寛容、

犯罪もずっと少なかった。

アメリカは夢と希望に輝き、

この世の天国とさえ感じさせた››

 

それがいまや、アメリカは世界中から

笑われる存在になってしまいました。

 

トランプの口から出てくるのは、

カネと不動産の話ばかり

 

かつてトランプにインタビューした

落合氏は心底がっかりした、

と言います。

 

‹‹トランプは政治や外交、歴史などは

まったく知らない。教養や品格も

まったくない。私はかつて彼に

インタビューしたことがあったが、

その1週間ほど前に

イギリスでサッチャー女史に

インタビューしたので、

トランプ氏の話もさぞかし深い知識と

見識に包まれているだろうと

期待していた。ところが会ってみると

カネと不動産の話ばかりで

社会情勢や政治、歴史、

彼の人生哲学などについて

聞こうとしてもまったく反応しない。

そんな相手にインタビューするのは

時間の無駄と思ったので

8分ほどで止めてしまった››

 

本書で、落合信彦は

トランプについて

「世界を背負って立つ

アメリカのトップとして、

まったく素養がない」。

これは時代の流れではなく

「人間の劣化」と断じています。

 

第3次世界大戦に

突入する可能性も・・・

 

アメリカが「世界の警察官」としての

役割を捨てて「大国」としての存在感を

失いつつあり、いっぽうで中国やロシアなどの

「猛獣たち」が好き勝手に暴れまわっている

現状を危惧する落合氏。最悪、

第三次世界大戦に突入する可能性も・・・。

 

‹‹問題はロシアのプーティンが

アメリカと戦争に入る際、

習近平もおそらくそれに参加しようと

考えているのではないかということだ。

中国は、第一発をアメリカ軍に向けて発射して

第三次世界大戦の幕を切って落としたいと

考えているかもしれない。しかし、

プーティンにしてみれば

そんなことは許せない。

自分のマッチョ性をロシア国民に

見せるためには第一発目は絶対に

ロシア軍が放たねば意味はないのだ。

プーティンはもともと人を信用していない。

習近平とは表面的には仲良くしているが、

それは中国がロシアの武器を買ったり、

ライセンスに大金を払っていたりするからだ。

その中国の首席である習近平が

国内の政敵を片付けて独裁者となり、

プーティンと同じく世界を乗っ取ろうと

している。そんなことをプーティンが

見逃すはずがない。彼にしてみれば

世界を治めるのは自分ひとりでよいのだ。

まるで第二次世界大戦中の

ヒットラーと同じだ››

 

著者自らのアメリカ、イギリス、

ロシア、中国を現地取材し、

その成果を盛り込んだ、

渾身の書き下ろし!

アメリカ、ロシア、

中国3か国の「現代史の裏側」と

「今そこにある危機」を深掘りした、

すぐさま読みたいタイムリーな一冊です。 

 

 『そして、アメリカは消える』

著/落合信彦

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