お知らせ

2016.10.31

「療育で自閉症は治らない」「福祉業界にはセンスがない」と一刀両断! 『療育なんかいらない!』

この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。

キーワード: 子育て 家庭 学校 福祉 ビジネス 社会

「療育で自閉症は治らない」「福祉業界にはセンスがない」と一刀両断! 『療育なんかいらない!』

 天才プロデューサーが子育ての常識をぶっ壊す!

 

  ‹‹私の息子・がっちゃん(2016年現在中3)は自閉症である。

 わが家は息子の自閉症対策のためにロスアンゼルスに引っ越した。

 そして日本より20年進んでいるといわれている療育プログラムを9年間受けてきた。

 現在、私は株式会社アイムの代表として、川崎市で放課後デイを運営している。

 アイムの放課後デイは、発達障害の子どもを全般的に受け入れている。

 この中には自閉症、ADHD、学習障害、他にもダウン症といったカテゴリーの子どもたちが含まれる。

 本書では、テーマの焦点を絞るために自閉症というテーマをメインに扱っているが、

 療育をはじめ、福祉に関する幅広い話に対しては、

 自閉症ではない発達障害の子どもも含まれると考えていただいてさしつかえない››

 

2015年、第4回かながわ福祉サービス大賞、特別賞受賞。

前職は、ヤフー・ジャパンのマーケティング、

東京ガールズコレクションやアパレルブランドのキットソンなどを仕掛けた

天才プロデューサー・佐藤典雅氏が、子育ての常識をぶっ壊す!

 

  「自閉症を治す」ということは、その子の世界の認識の仕方まで変えるということ

 

自分の息子のニーズを考えて「放課後デイ」をはじめた佐藤氏。

「放課後デイ」とは、自閉症を含めたさまざまな発達障害を抱えている

子どもたちを預かる、学童保育のような施設です。

川崎市の宮前区と高津区で運営している

「アインシュタイン放課後」と「エジソン放課後」には、

毎月100人ほどの保護者が発達障害の子育て相談にやってきます。

 

佐藤氏が相談にのっていていちばん気になるのは、

保護者が一様に暗く、疲れていること。

「こうあるべき」という親自身の子どもへの願望や、

世間で流布されている子育ての常識の枠に

わが子をはめ込もうとしてはまらず、

思いつめているケースがほとんどです。

佐藤氏はそんな現状を見て、

「『子育ての常識』 は、すべて疑ってみるべき!」といいます。

「療育」に象徴されるように、発達障害の子どもを取り巻く環境は、

社会の常識や枠組みに組み込もうとするものばかり。

そもそも、「療育で自閉症は治らない」と一刀両断!

 

  ‹‹はっきりというが、現時点での療育は

 自閉症を治すものでも改善するものでもない。

 単純に、その子がもつちょっと変わった自閉症的な行動を

 強制的に「制御しようとする試み」であると私は思う››

  ‹‹自閉症は治る・治らないの議論ではないのである。

 別にそれが「個性」だというキレイな言葉で片づけようとも思ってない。

 ただ現在の医療技術において、自閉症は治らない。

 自閉症は病気ではなく、脳機能の問題だからだ。

 その前提をふまえた上で、一つ重要な疑問が出てくる。

 もし自閉症を治せるとしたら、それはいったい、

 自閉症の何を治すというのだろうか?

 なぜそんなことをいうのかというと、

 「自閉症を治す」ということは、

 その子の世界の認識の仕方まで変えるということだからである››

 

いま必要なのは療育ではなく、

ありのままの彼らを受けるいれる環境づくりだと考える佐藤氏。

彼は自らの経験から、発達障害の子育てを過剰な負担なく、

エンジョイするまったく新しい方法を提案!

縛られがちな発達障害の子育ての常識を

ひとつひとつ、くつがえしていきます。

 

また、著者ならではのプロデューサー目線で、

「日本の福祉と学校は、なぜダサい?」と疑問を投げかけます。

「普通の企業なら当たり前にやっている、

商品のブランディングやマーケティング活動ができていない」と。

既成概念にとらわれない佐藤氏の挑戦は、

読者にポジティブな気づきを与えてくれます。

 

『療育なんかいらない!

発達障害キッズの子育ては、周りがあわせたほうがうまくいく』

著/佐藤典雅

関連リンク