「したいけど、できない」のは熟年世代だけじゃない、若年世代独身者の2人に1人は未経験。

カリスマ女医、宋 美玄（ソン・ミヒョン）。

ベストセラー「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」を刊行して以来、彼女の元には、さまざまな〝性の悩み〟が寄せられます。

その中で著者が「重大な人間関係のトラブル」と問題視したのが、セックスしたいけど、できない人たちの増加です。

「セックスしたいのに、できない――私はこの状態を〝セックス難民〟と名づけました。

セックスする機会、セックスする相手を求めているのに得ることができず、あてもなくさまよっている様子を表しています。なんであれ、したいことが阻害されたり、我慢しなければならなかったりというのは、苦しいものですよね。

セックス難民は、どの世代にもいます。というより、どんどんその割合を増やしているように思えます。2015年に国立社会保障・人口問題研究所が未婚の男女を対象に調査したところ、性経験がないと答えた割合は男性の18～34歳で約42％、女性の18～34歳で44.2％でした」

「したい」けど性経験がないのか。

「したくない」から性経験がないのか。

この調査からはわかりませんが、「したくない」人については、〝セックス難民〟とはいいません。

また、現状〝セックス難民〟ではなくても、将来〝セックス難民〟に転じる可能性は、誰にでもあります。

ED、更年期障害、体型の変化、セックスレス、相手がいない・・・高齢化が進む社会で、セックス難民は、今後どんどん増え続けていくはずです。

どうしたら、セックス難民になってしまうのか。

「はい」か「いいえ」であなたのセックス難民化リスクがわかるチェックリストを用意しました。

【セックス難民チェックリスト】

□　セックスをしたいと思っていますか？

□　パートナーがセックスをしたいか、したくないか知っていますか？

□　過去に「幸せ！」と思えるセックスをしたことがありますか？

□　どうせなら若い人としたいと思いますか？

□　自分の今の身体が好きですか？

□　パートナーとは寝室は別々のほうがいいですか？

□　子育てや介護など、家族の問題に協力的でしたか？

□　官能小説など性表現があるカルチャーに興味はありますか？

□　アダルトグッズを使うことに抵抗がありますか？

□　テクニックに自信はありますか？

※詳しい解説は本書をお読みください。

本書では、セックス難民にならないための方法、セックス難民になりかかっているときに何を注意すればいいか、セックス難民になってしまった人はどうすればいいか、パートナーとさらなる充実した性生活を送るためには何をすればいいのか、著者が丁寧に解説していきます。

会話、身だしなみ、薬剤、前戯、体位・・・〝脱セックス難民〟の近道がここに。

耳が痛くなる話も多々あると思いますが、変わるなら〝今〟です。

小学館新書

『セックス難民

ピュアな人しかできない時代』

著／宋 美玄

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